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BRAVIA HX920レビューその3「画質、まとめ編」 [みんぽす]

ちょっと間が空いてしまいましたが、BRAVIA HX920のレビュー3回目です。最終回は画質に関して軽くレポートしたいと思います。モーションフローや画質に関してベンチマークソフトを使って調べてみました。

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◆モーションフローについて

モーションエンハンサーのクリアプラス、スムーズを検証。さらにXR1とも比較してみました。ブルーレイのベンチマークソフトを使用します
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下図のような画面を表示し、スクロールさせてテストします。
_DSC5130.JPG


画像が小さくてわかりにくいと思いますが、4本の縦線が並んでいます。下に行くほど細くなって、画面下部で4本線が見えるとフルHD解像度となります。なので、4本線がどこまで見えるかで解像度がわかる仕組みです。

さて、画面が止まっている状態だと当然ですが、フルHD解像度で4本線がしっかり見えます。しかし、画面がスクロールするとどうなるでしょう?動画解像度って奴ですね。

モーションエンハンサーをオフにすると、400ぐらいまで解像度が落ちます(汗)。

モーションエンハンサーを「スムーズ」にすると水平解像度800ぐらいまでは4本の線を確認できるようになります。すごい!効果ありますね。さらに「クリアプラス」にするとなんとか1080で4本線を確認できるようになります。ぶっちゃけ普通のテレビ番組ではあまりモーションエンハンサーの効果を感じることはなかったですが、こうしてベンチマークで比べると、しっかり堪能できました。

モーションエンハンサーの効果はてきめんでしたが、ノイズというか余計な画像が作り出されるのか、部分的に存在しないゴミ?が出てしまう時がありました。動画解像度は上がるが、ちょっと副作用があるのでしょうか?でも、映像によるんでしょうね、ゴミが出るかどうかは。

ちなみにXR1でもテストしてみました。XR1は倍速のモーションエンハンサーになるのですが、黒画面を挟むことが出来るので、倍速以上の効果が出るようですが、HX920と比べてどうでしょうか・・・

XR1の動画解像度は結局、水平解像度800ぐらいで、思ったより解像度が高いと感じました。しかし解像感はHX920に負けるが残像など余計な画像はHX920より少なかったです。

結論として、画像の種類にもよると思いますが、モーションフローの効果はかなりあるようです。


◆コントラスト

さて、今度はベンチマークソフトでコントラストのテストです。

HX920は暗所はしっかり暗いし、明るいところもキレイ。明暗のメリハリが付いている印象。
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それに対してXR1はHX920に比べると少し明るいところが弱く、暗いところもHX920に少し負けています。XR1も十分キレイだと思うんですけどね。HX920は暗いところだけでなく明るいところもちゃんと綺麗にしている感じです。
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◆3Dテスト

次は3Dチェックですが、これはHMZ-T1との比較となります。HX920は3D眼鏡を利用することで、3D視聴が可能になりますが、今時の3D眼鏡はちゃくちゃ軽いですね。
_DSC5316.JPG


さて、HX920 での3Dですが、画面が大きくて、迫力あり、立体感が強く、飛び出しの立体感が大画面だと特に引き立つ気がしました。が、HMZ-T1と比較するとどうしてもクロストークが気になる時があります。飛び出し映像の時にクロストークが目立ち、立体感が損なわれた時があった。とにかくクロストークがまだまだ多いと感じました。

圧倒的にHMZ-T1のほうが優位に感じますが、HX920にも圧倒的なアドバンテージがあります。それは、眼鏡が軽いので気軽に3Dを利用できる点です。や、これは大きいと思いますよ(笑)


◆まとめ

ということでベンチマークテストを行うことで、よりHX920の画質の良さを確認できました。家電量販店に行くといろいろなBRAVIAが並んでいて、HX920と前モデルのBRAVIAが並んでいて、それと比較してもやはりHX920のほうがしっかりとした色が出ていてキレイだなと感じます。

ただ、これは比較した時にわかることであって、前モデルも単体で見る分にはキレイに感じるんじゃないかなと思います。46インチが1人で設置できてしまうほど、テレビのデザインやサイズ、重さが軽くなっていますが、画質に関しては、明らかに進化した!と感じるまでにはちょっと至らなかった・・・というイメージです。

ネット動画などインターネット機能もXR1に比べれば向上してますが、会員登録が面倒だったり、ネット動画で見たい番組い至るまでのステップが多くて複雑だったりと、テレビで使うことを考慮されてない点が多い。多機能になったけど、使いにくさで追加された機能はあまり使われないだろなと感じてしまいます。

地上波の番組を切り替えるのと同じぐらいの感覚でネット動画の番組?切り替えが出来ない限り、意味がないんじゃないかと思っています。そもそもスマホやタブレットのほうが動画を見るなら手っ取り早いですし。

というわけで、今からテレビを買い換えようと思ってる人は、最近は最上位機種も安くなってるので、写り込みが少なく、コントラストのメリハリが付いたHX920はオススメできると思います。あとは実際に商品を見て、出来る限り大きめのサイズを買うと(笑)

で、買い換えを検討して悩んでる人には・・・無理して買い換えなくてもOKといった感じですかね。4年前のXR1からも買い換える必要はないと感じましたから。

Crystal LEDとか新しいテレビなど画質が向上していくのは嬉しいのですが、テレビのインターネット機能はどう進化していくのかは気になるところです。スマホやタブレットの存在で、無理してテレビでブラウザやネット動画とか見る必要はないのでは?とも思えます。今後の新しいテレビの形を考えさせられました(汗)

話がHX920からずれたので、最後にHX920の良いところと悪いところでも。

良いところ
・薄くて軽くて、場所を取らない。かっこいい。
・画面への写り込み、反射が少ない
・黒がしっかり再現され、明暗のメリハリがある
・動きの速い映像にも強いモーションエンハンサー付き

悪いところ
・3D眼鏡が別売り(同梱も選択できるようにして欲しい)
・ネット機能の使い勝手が中途半端
・画質の項目設定が、複数箇所に散らばっていて複雑
・メニュー周りのUIが複雑で使いにくい

というわけで、画質はわかったので、操作性を大きく改善して欲しいと思ったHX920でした。


このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
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