SSブログ

新Kシリーズ A-K905NT他 フルハイレゾ体験レポートその1 アンプ編 [みんぽす]

とても久しぶりにみんぽすイベントに参加してきたのでレポートでも。
ケンウッドの新Kシリーズのイベントになりますが、注目はなっといってもハイレゾ音源。ソニーでもハイレゾウォークマンを発売し、自分も12月に購入予定ですが、その前にみんぽすイベントでハイレゾを体験してきました。

_DSC9893.JPG



このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)



新Kシリーズは、ケンウッドとJVCの長年培ってきた技術の融合したもの。ただ、最近はiPhoneのような携帯端末で音楽を聴く人が多いにも関わらず、CDは売れず、音楽業界自体がかなり不振なのでは?というイメージがあります。
_DSC9749.JPG



しかし、音楽ソフト市場は14年ぶりに109%と前年越えし、CDは売れてなくてもダウンロード市場は伸びている。さらに、団塊世代や団塊ジュニアがオーディオへ回帰しているという現状があるようです。

_DSC9750.JPG


さて、自分はまさに団塊ジュニアなのですが・・・実はCDも買ってないし、ダウンロードでも購入してなく、ウォークマンや家で音楽を聴くこともめっきり減りました(汗)。原因は・・・B'z以外の歌手に興味が持てないというか・・・曲のリリース間隔が鈍っているので、アンテナを伸ばす必要がなく次第に興味が薄れていったんですかね?

音楽市場の前年越えも嵐かAKB48がいなかったら、どうなん?と言う感じで、あまり前向きな市場じゃないよなぁと思うわけですが。そんなところでハイレゾ音源を投入しても市場はほとんど変化しなそうだなぁと思いつつも、しっかり自分はハイレゾに興味津々なわけです(笑)

では、ハイレゾって何?って思う人がほとんどだと思いますが
CD→サンプリング周波数44.1kHz/16bit 再生時は20kHz
ハイレゾ→サンプリング周波数192kHz/24bit 再生時は96kHz

となっていて、CDの3~7倍の高解像度な音源がハイレゾ音源なわけです。

JVCケンウッドはハイレゾ音源を確保できる数少ないスタジオを持っているようで、ハイレゾ音源をハードだけでなくソフトでもサポートできるわけです

JVCが培ってきたアンプテクノロジー=K2テクノロジーを搭載しスピーカーもシリーズロゴデザインも一新した新Kシリーズは、ユーザーのいい音を聞きたいというニーズとミュージシャンの音に対する想いを損なうことなく届けたいというニーズを両方かなえる、ハイレゾコンポになるわけです。

・A-K905NT:ハイレゾ対応ネットワークアンプ CDなし
・A-K805:ハイレゾ対応ネットワークなし、CDあり
・A-K735:スピーカー付き

_DSC9758.JPG


次は開発者の舟見さんからの説明です。アンプの説明となります。

ハイレゾに対応するなら、スピーカーだけでなく、中身・・・ハイレゾの情報量を損なわずにちゃんと再生できるアンプ、設計が必要で、フルハイレゾ対応を目指したようです。

その場にいるようなライブ感、臨場感のある音質をハイレゾで目材他のですが、アンプの開発に当たってアナログアンプかデジタルアンプかの選択肢があったようです。

アナログアンプは・・・
・開発が楽
・高域再生に適している
・しかし、大きく、重い、熱い
・日本の家庭では電力も足りないし、電圧変動で影響を受けてしまう

デジタルアンプは・・・
・音質が優れている
・小さく、軽くできる
・省エネで大出力も可能
・ノイズが発生しないデジタル信号回路の制作などが複雑

_DSC9776.JPG


写真で比べると・・・デジタルとアナログアンプの大きさの差が明確ですね。言うまでもなく、左側の基盤がアナログで、銀色のヒートシンクのパーツの大きさも思いっきり差がありますね(汗)

_DSC9782.JPG


デジタルアンプの方が良いとこだらけに見えますが、アナログの高域再生をデジタルでどう再現するかなどの課題もあり、そう簡単にはいかなくて、余所から人員を調達し、基礎検討時間も入れて2年ほどの開発期間を費やしたのだそうです。

ちなみに通常の商品の開発期間は1年だそうです。
で、これが基礎検討で使った基盤です。かなりゴツイですね(汗)

_DSC9792.JPG


デジタル開発で色々とシミュレートでいる部分も多いのですが、最終的には実機で確認しないと行けない部分もあり、デジタルとは言え最終的にはアナログ・・・物理的な開発で確認を取るんですね。その辺がやはりデジタル開発が困難なところなんだなと思いました。

LSIの多機能化が原因で位相が遅れる方向に働くため目標の100kHzに影響を及ぼし、量産をあきらめなければならないところまで追い詰められたようですが、回路設計を徹底することで、何とか回避できたそうです。やはり最後はアナログ的な部分になるのでしょうかね。

_DSC9798.JPG


従来はスペック競争的な商品開発でしたが、今回はお客様の感動体験を追求するために音質重視で開発を試行錯誤したようです。ここに2つの基盤がありますが、音質が良かった方を採用した方です。舟見さんが左手に持ってる方です。
_DSC9810.JPG


スペック=音質と取れないこともないですが、こういった開発意識を徹底させないと開発スタッフも何を優先すべきかぶれてしまいますし、お客様にもその意図が伝わらない商品になってしまいますしね。

ハイレゾって未知なる領域だと思いますが、それがたったの2年で完成してしまうのがスゴイですよね。逆に自分は短期間でよくぞそこまでと思ってしまいますが。

さて、ここまでは中身的なお話で、実際の音はまだ一切聞いてない状態。次回はスピーカーとハイレゾの音に関するレポートをお届けしたいと思います。

nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。