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EOS R5体験レポート [イベント]

ついに発表された「EOS R5」「EOS R6」ですが、品川、銀座のキヤノンショールームで先行展示が始まりましたので見に行きました。

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といっても抽選に当たらないと見に行けないのですが、何回か落選した後、運良く当選したので銀座のショールームへ向かいました。何年ぶりだか覚えていません(笑)。
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銀座のショールームでは、おそらくR5、R6が2セット置いてあって15分で回していく感じでした。なのでソニーユーザーであり、キヤノンのカメラなんて、ほとんど使ったことがない自分が15分で体験したことをレポートしたいと思います。

ちなみに当然、触らしてもらったのは開発中のバージョンで、電源の入った状態での撮影はNGでした。


◆触って伝わるキヤノンの伝統

まずEOS R5から触ったのですが、画像で見るより実物は小さめで、手に取ってみても軽く感じました。驚いたのがグリップ感ですね。ボクは手が小さい方ですが、それでもしっくり来る握りやすさ。繰り返しますが、キヤノンのカメラ自体もさほど使ったことがないので、ぱっと触って手になじむ、キヤノンの伝統というか、5Dシリーズの風格?を感じました。

ソニーのα7RIIIぐらいまで他社と比較して必ずグリップが浅いと指摘されてまして、ボクは手が小さいのでRIIIでも問題なかったのですが、グリップの良さを痛感した感じです。R6も同様にグリップ感は良かったです。



◆ビューファインダーと背面液晶

α7RIVと同じ576万ドットのEVFを装備したR5ですが、とても色鮮やかでなめらかなファインダーでした。左右に振るとぶれるとかネットの記事でも見ましたが、個人的にはそんなことはなくなめらかでしたね。R5もEVFのフレームレートを設定できるようで、ボクは両方とも試したのですが、特に問題はなかったですね。

ビューファインダーに関しては画質面などα7RIVとほぼ同じで特に差はなかったです。

あと、背面液晶。α7RIVは3インチ144万ドットでR5は3.2インチ210万ドットで解像感が高く、液晶も大きくバリアングルなのでうらやましいと思いました。ただ、ベゼルはもう少し薄くならないのかな?と思いました。


◆操作性

これはさすがにソニーカメラしか使ってないので、R5使ったときの違和感がありました。それは電源ボタンの位置、電子ダイヤル、MODEダイヤルです。
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まずα7RIVに関してですが、撮影に関するボタン類は右側にまとまっていて、右手でほとんどの操作が完結するイメージです。R5の場合、まず電源ボタンが左側についていて探してしまいました(笑)。

あとはR5の背面液晶横に付いている電子ダイヤルですね。事前に知ってはいたのですが、α7RIVの癖がつい出てしまい、電子ダイヤルを方向キーのように押し込んで操作してしまいました。これも5Dシリーズの伝統だと思うのですが、電子ダイヤルが押し込んで操作できたほうが便利なのでは?と個人的には思いました。
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α7RIVの場合、ファインダー覗いてフォーカス場所を操作する場合はファインダーの近くにあるジョイスティックを操作して、背面液晶でメニューを操作する場合は、背面液晶の横(近く)にある電子ダイヤルで操作と使い分けています。

あとはMODEダイヤル。R6はダイヤルにM、Av、Tv、Pなどモード名が直で書いてあるよくある感じですが、
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R5はモード名が書いてありません。誤動作防止のため、MODEボタンを押し込んでファインダーなどを見てモードを変更するようにしてるんですかね。ここはR6のほうがオーソドックスで便利なモードダイヤルと感じました。

R5、R6とネーミングから兄弟機のように見えて、ボディデザインも異なりボタンやダイヤルも差があります。これもたとえばR5をメイン、R6をサブに使うという想定もあると思うのですが、その場合、操作系に差があるのでスマートに使い分けできないような気がします。


◆瞳AF

人のポスターと動物の犬、鳥、猫の人形が置いてあり、瞳AFが試せるようになってました。α7RIVは人の瞳か動物の瞳かモードを切り替えてましたが、R5の場合は優先切り替えがあり、人も動物も同時に瞳を認識してました。この時点でR5のほうが便利かなと思いますし、実際にR5のほうが瞳の判定が早かった印象です。α7RIVは猫の人形の瞳の検出にちょっと苦戦してましたが、R5は安定して瞳に食らいついてましたね。
ただ、人間の瞳に関しては、瞳と顔認識を行ったり来たりして、ちょっと不安定な印象を受けました。α7RIVに関しては瞳に食らいついたら、ずっと安定して瞳を追従してましたが・・・ただ、今回は開発中のバージョンなので製品版では直っているかもしれませんね。

R5は24105の標準ズームレンズがついていて、α7RIVは200mm単焦点とレンズと差もありますが、R5のほうが瞳AFの精度が高いと感じました。ただ、実際は動く動物で使わないと何ともといった感じですかね。


◆EOS R6

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R6も体験できるようになっていて触ってきました。R6はさらに軽く感じました。EVFはR5と比較すると小さく、暗い感じがしましたが解像感は高くなめらかで、特に問題ないように思えます。ただ、先ほども触れましたが、R5とダイヤル系のデザインが異なるので、R5と可能な限り操作系は統一した方がユーザーフレンドリーなのでは?と思いました。


というわけで、ソニーユーザーが15分と短い時間で触って感じたことを書きましたが・・・キヤノンユーザーからはとても期待されていると思うのですが、それには応えている機種になっているとは思います。

ただ、発売前に動画の熱問題などいろいろ言われていていますが、R5は当然ながら初代となりますのでM2、M3とかで改善されていくんじゃないかと思っています。実際に購入された方のレビューなどを見て、今後の動向を追ってみようと思います。α7RIVと何かと比較されるでしょうがどんな絵が撮れてユーザー体験をもたらしてくれるのか?のほうに期待してます。


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コメント 2

K

おじゃまします
私も気になってます、このカメラ、っていうかR5^^。マウント変われば、SONYである必要もないもんで^^;。
ということで、操作性とか参考になるところも。あとは自分でいろいろ触ってみたいところです^^。

by K (2020-07-20 22:21) 

kozy

◆Kさんへ

電源スイッチ、モードダイヤル、電子ダイヤルは気になりましたが、それ以外は良好と思いました。あと、SDカードがダブルスロットじゃない点はちょっと気になります。
CFexpressシングル、SDカードカードはデュアル、あるいはSD捨ててCFexpressダブルスロットなど、ダブルスロットがあった方が便利だと思うのですが・・・。


by kozy (2020-07-23 15:34) 

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