ゲームウォッチ スーパーマリオレビュー

マリオ35周年記記念アイテムのゲームウォッチを購入しましたので軽くレポートでも。

今回のマリオ35周年企画でもっとも度肝を抜かれた、というか一瞬で欲しいと思ったのがこのゲームウォッチです。ゲームウォッチでマリオができてしまうというのは驚きではありましたが、冷静になると、今ならそんな驚くことじゃないのですが、卓上時計が欲しかったので、素晴らしい時計が来た！！と嬉しくなりました。


◆卓上時計としては？

というわけで、ゲームができることよりかわいい卓上時計として使いたかったのですが、結論から言うと、それは残念な結果となりました。このゲームウォッチですが、小さいですが液晶ディスプレイを積んでますので、操作してないとスリープに入っていまい、画面表示もオフになります。

昔のゲームウォッチは白黒の液晶で消費電力も当然ながら相当少ないので、常時画面が表示されていて、デジタルの腕時計のように常にゲーム画面と時間が表示されてました。そして、アラーム機能もあったので最低限の時計としても使えました。しかし、当時はスマホもなければ携帯ゲーム機なんてのもなかったので、時計機能なんて不要でメインはゲームを遊んでいて、アラーム機能なんて使ったことがなかったと思います。折角ゲームウォッチが復活したのに、今としては時計機能の方を望むことになるとは、時代の変化というか・・・（というか普通に卓上時計買えば良いやん）

USBでいつでも充電状態にしていれば卓上時計として使えそうですが、常時充電だと、バッテリーがへたるのも早そうなのでそれはやりたくないんですよね。さらにはアラーム機能も付いてないので、時計として使うのは諦めた方が良さそうです。


◆ゲームウォッチとして

ではマリオはどうかといいますと、小さいながらも液晶ディスプレイは発色も良く、とても見やすく、残像とかも全然ありません。また少し小さめだと思いますが、十字ボタンも押しやすく、A、Bボタンに関しては完璧。操作性はとても良好です。

さらに同じマリオ35周年企画のスイッチ版のマリオ35で、スーパーマリオをやりまくったせいもあり、復習はバッチリ(笑)。昔懐かしのファミコン版をスムーズにクリアできます。ゲームウォッチにはスーパーマリオ2も入ってるので、試しにそっちもやってみたのですが、こちらは鬼畜の難しさで1-2もクリアできないほどでした(汗)

さらに初代ゲームウォッチ「ボール」がマリオに絵柄が変わって遊べるようになっています。ゲーム内容は変わってないと思うのですが、どうせだったら他のゲームウォッチを移植して欲しかったのですが、この「ボール」がシンプルながらとても良くできていて、昔から任天堂のゲーム性の高さはピカイチだったんだなと感心してしまいました。

ゲーム内容は単なるお手玉で、2つ、あるいは3つのボールを落とさないようにお手玉するだけなのですが、ボールのスピードが変化するのと、左手と右手を両方見て、どっちの手を優先して動かすかといったシンプルなゲーム性ですが左右両方見るというのが意外と迷ってしまったり、ボールの速度がアップしたときの緊張感がなかなかで、見た目に反してスリリングなんですよね。そりゃゲームで天下とるわけだと原点を再確認できた感じです。

ちなみにゲームは気軽に中断できて、ゲームの途中でたとえば時計画面に移行したり、他のゲームモードに移行したり、電源オフにしてもオートセーブされています。なので、コツコツ遊んでワープなしで8-4まで時間を掛けて遊ぶことも可能です。ちなみにマリオはファミコンエムレートとなるので、キャラが4つ以上横に並ぶとチラチラしたり、処理落ちも再現されています。あ、あとサウンド。モノラルスピーカーなんですけど、妙にいい音出てます。思ったよりいい音質でファミコンのチープな音源を良い感じで表現してくれていて、音を出してプレイしたくなりますね。


◆35の隠し演出

35周年を記念して時計モードには35の隠し演出があるようです。Aボタン長押しでマリオの絵描き歌、1時23分、2時22分などきりの良い数字にはいろいろな敵が出たり水中ステージに移動したりとか様々な演出があるようです。気になる方が時間を変更して、ぱぱっと見てしまうのも良いでしょう。

というわけで、時計としてはイマイチですが、ゲームの完成度はさすがです。このゲームウォッチは当初すぐ品切れになってしまいましたが、最近は普通に店頭で買えるようなので興味のある方は是非。2021年3末までの期間限定生産なのでご注意を。