渋谷区本町のらぁ麺や 嶋

近所の行列ラーメン屋に行ってみました。

すでに行ったことがあり今回で3回目となるのですが、とにかく行列がすごくて。近所にこんな行列が出来ること自体が珍しく、ここまで行列がすごいと気になってしまって、ついつい並んでしまいました。

まずこのラーメン屋ですが、コロナ前までは「トランキーロ！」という二郎系のラーメン屋だったのですが、とても人気があり、行列が絶えない店だったんですが、去年の緊急事態宣言で休業要請に従い、そのまま閉店してしまいました。とても美味しいお店で人気もあったのに閉店してしまったのはびっくりしました。コロナの影響があったかどうかは不明ですが、店員は2人で売り上げの割にはランニングコストが抑えられていたような気がするのですが、なぜ閉店したかはわかりません。

その後、この「らぁ麺や 嶋」が出来たという流れになります。開店してから大人気ですぐに行列の店になったのですが、徐々にエスカレートしていき、行列の長さが半端なくなりました。どうやら2020東京ラーメン・オブ・ザ・イヤーの新人大賞を取ったり、最近ではSUSURU TVでも取り扱いが合った影響か人気爆発しているようです。ボクは開店当時に2回ほど並んで食べたのですが、改めて食べたくなり久しぶりに行ってみました。

まず、何時から行列ができるのか偵察しに9時半にちょっと覗いてみました。するとすでに2人並んでいるではありませんか。開店は11時なのであと1時間半。ちょっと早いので10時過ぎぐらいに並ぼうと思い、一度帰宅してジャにのちゃんねるをゆっくり見た後、10時過ぎにもう一度行ってみたところ・・・行列が12人ぐらいに増えていて、これはちょっと遅かったかも？ボクが並んだ直後にまた行列がどんどん増えて、30人ぐらいの列にはなった気がします。

いつもこんな感じの行列なので、どうしても気にしてしまうんですよね。そしてお店はこんな感じ。ぱっと見、ラーメン屋というかお店かどうかもわからないですね。

店の看板もめっちゃ小さいし。

ただ、店の周囲にはチャーシューを焼く良い匂いがするので、なんとなくわかります。というわけで、結局1時間半ぐらい並んで入店となりました。9時半の時点で並べば良かったと少し後悔。券売機で食券を買います。さりげなくラーメン・オブ・ザ・イヤーのトロフィーが飾ってありますね。

メニューは普通の温かいラーメンとつけ麺に分かれ、味は醤油としおの2種類のみ。サイドメニューはTKGとチャーシューご飯など。すでに醤油のラーメンとつけ麺は食べているので、今回は特製しおらぁ麺と決めていました。昨日の挽肉と米の影響を受け、今回もTKGを注文。

店内はカウンター席が6席と小さめでマスター1人がラーメンを作っている感じで、とても丁寧に1つ1つ作ってる感じがして、さほど回転は速くないと思うのですが、その丁寧さが良いのかなと思います。あまり待たされることなく特製しおらぁ麺とTKGが到着。

特製なので具はてんこ盛り。豚、鶏のチャーシューに加え、味玉、肉、エビ雲呑とバラエティ豊か。二郎系のようなインパクトはありませんが中身の濃さは決して負けてない感じ。

麺はとても細く食べやすいです。

人を選ばず誰にでも食べやすい麺だと思います。ただし、麺のボリュームはちょっとあるかなと感じました。普通の店と比べると1.2倍ぐらい？濃いめが好きなボクでもちょうど良いと感じる塩味で品があり、とても美味しかったです。豚チャーシューもあぶらこってりではなく丁寧に焼いてあってとても柔らかく美味しいです。さらに雲呑まで楽しめますから、もうこれは嬉しい限り。特製は伊達ではありませんね。以前、醤油ラーメンを食べましたが完全に塩味の方が好みですかね。

そして最後にTKG。崩すのがもったいなく感じるほどの丸々とした黄味。これは期待せずにはいられません。ご飯の下の方からかき混ぜて食べてくださいと店の人から言われたので、下に醤油が溜まってるのかと思いきや・・・チャーシュー登場ですよ。これは嬉しい。

チャーシューがごろごろ入ってるわけではありませんが、十分にたまごとハーモニーをかましていて、醤油がちょっと甘くて、ちょい足しチャーシューと醤油のハーモニーでここまで独特なおいしさが出せるんだと感動しました。これは美味しい。

というわけで、行列の理由が理解できた気がします。二郎系とかインパクトのあるラーメンもいいと思いますが、普通に食べやすくて美味しいラーメンだと敷居が低く誰にでも好まれるので、そりゃ行列となるわけですよね。正直、醤油ラーメンを食べた時点では上品で普通のラーメンと思ったのですが、特製にしてTKGとか食べることで、そのプラスされて癖になる味を知った気がします。