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新Kシリーズ A-K905NT他 フルハイレゾ体験レポートその2 スピーカー編 [みんぽす]

間が開いていまいましたが、みんぽすイベントの新Kシリーズセミナーレポートその2です。
アンプのハード的なお話を聞いて、そろそろハイレゾ体験をしたいところですが、肝心なK2テクノロジーの説明がまだでしたので、その説明をば。
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◆K2テクノロジー

K2テクノロジーはもともとmp3など圧縮音源で失われた音域を取り戻すための技術。CD音源を例に取ると、まずビットレートを16→24bitに拡張し、再生周波数を44.1→88.2/96kHzに広域拡張します。あと、波形整形をするようです。こうすることで、mp3の圧縮時に失われた音域を取り戻すだけでなく、音量を小さくしてもちゃんとつぶれずに音が聞けるようになるようです。
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ハイレゾ音源をちゃんと再現するためにK2を採用した。なのでA-K805に関してはCDを搭載してますが、K2テクノロジーでより良い音を再生できるようです。

という流れで実際にA-K805でCDの視聴をしました。K2あり、K2なしで聞き比べ。正直K2なしでもハイクオリティーの音質でした(笑)が、K2ありにすると・・・なるほど。ジャズの音楽を聴いたのですが、ボーカルや楽器の細かい息遣い、弦をはじく音といったライブ会場で、なおかつ演奏者の側にいないと聞き取れないような音が聞こえてくるようです。あと、ボーカルの存在感がくっきり際立ってました。K2オフの時は、たとえて言うと・・・楽器とボーカルの音が1つのスピーカーから混じって再生されているような印象を受けましたが、K2にすると、ボーカルも楽器の音も別々のスピーカーが用意されてちゃんと別々の音を識別できるような・・・そんな印象を受けました。

というわけで、しっかりとK2効果を認識できました。となると、この素晴らしい音の出所を詳しく知りたくなり、スピーカーの話へと移行するわけです(笑)


◆スピーカー

アンプの中身やK2テクノロジーなどソフトウェア的な話が続きましたが、そんなデジタル加工した音を出力するのはアナログであるスピーカー。ハイレゾに向けた最後の砦、スピーカーに関するお話です。
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スピーカーの課題として音の伝搬速度が重要で強くて軽い振動板が必要。ダイヤモンドの振動板が理想型だが非常に高価(汗) というわけで、コスト的にも安く伝搬速度が速いのがアルミニウムで、それを採用したようです。

次はツイーターのお話です。ハイレゾを再現するのにどうしても100kHz再生を目指す必要があったようです。100kHz再生のめどは付いたがその先が最も苦労したようです。それは中域の再生です。下の画像のようにツイーターとウーハーの重複部分がうまくいけば中域がどれだけ出るかが決まるようです。
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で、次の画像がその試行錯誤です。
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K711を見ると最初は3wayで検討したようですが、やはり音の出る場所が3つあると音をまとめるのに苦労したようです。ということで2way構成に変更。
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LS-K731というスピーカーを改造して検討することに。ツイーターをアルミ化、ウーハーは紙。ツイーターの高域を拡大すると、ウーハーの紙が耐えられなくなり、元の形状が保つことができなくなり、音質の再現度が低くなるようです。

こうなるとハイレゾのマスター音源再生に不向きと言うことで別の検討に移ることに。

と、まぁ、いろいろ経緯を書いてもあれなので最終的には高域はアルミニウム振動板で100kHzを確保し、低域はグラスファイバーを採用し、中域はツイーターとウーハーを近接は位置し、中域の密度、音像定位を充実させたようです。

試作の経緯はこのグラフがわかりやすいと思います。
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原音を再現するのに高域を担当するツイーターと低域を担当するウーハーの場所を工夫することで原音の再現率を上げているようです。たとえば、楽器でも高音と低音があるわけで、それをどう1つにまとめ音として送り出すかが、このレイアウトが肝になるわけです。
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さらにこの効果を上げるためにキャビネットの形状も工夫している。キャビネットの上側や側面などを丸めることで、音を反射してUDレイアウト効果を高めているようです。

ここで905を視聴します。
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USBメモリにて96kHz/24bitのジャズを試聴。前回のレビューと同じですが、音の解像感がものすごく、どの楽器もしっかり際立っていて、音域の広がりも感じます。

次は805視聴。CD音源を96kHz/24bitに拡張したらどうなるか?今度は邦楽で聞き比べです。まずは通常の44.1kHz再生。うん、これもとてもキレイですよ。不満ないです(笑)
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次はK2で拡張した音を視聴。お、頭の楽器の音からいきなり違います(笑)。CD音源もしっかり解像感が高まり、特にボーカルの音ののびというか、広がりがすごい。ただ、先ほどの96kHzネイティブ音源と比べると少し劣る感じがしました。キレイに拡張できるところと、拡張できない部分が少しあるのかなと感じました。ま、これはハードが良くても元のリソースの問題と思われるので仕方ないと思いますが。ただ、それでも十分にCDを拡張して聞く価値はありそうです。

最後は96と192の頂上対決。もうこれはさすがにどちらもキレイでさらにどっちでも文句なし!といった状態ですが(笑)、192の方がやはり音の強弱がより明確に聞き取りできる・・・要は原音に近いのかなと思いました。

というわけで、初めてフルハイレゾ体験をしたのですが、ハイレゾも音が素晴らしいですが、ハイレゾじゃなくても十分音が楽しめると思いました(笑)

でも、ハイレゾ音源を買わなくても、CD音源でも、mp3のような圧縮音源でもK2のような拡張をかませば、また新しい世界を堪能できると思いました。自分的には最近は音楽の世界から遠のいてしまってるので、ハイレゾを機に音楽をより楽しめるようになることを祈ります。ハードもそうですがハイレゾのコンテンツを充実させて欲しいですね。B'z30周年まであと5年ですが、その時は全曲ハイレゾリマスタリングで再発売しているような、や、その前にハイレゾで発売されてるほど、ハイレゾが一般に根付いてくれればなと。3Dコンテンツのようにならないことを祈るばかりです。

ハードの素晴らしさは十分に堪能できましたので、ハイレゾコンテンツの充実をよろしくお願いします!ハイレゾハードの心配はもうありませんので、ハイレゾコンテンツの今後の拡充予定を教えて欲しいですね!




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