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キヤノン「HF M31開発者セミナー」レポート [みんぽす]

土曜日はVAIOのPMB VAIO Editioセミナー
日曜日はキヤノンのビデオカメラ「iVIS HF M31」の
みんぽす×キヤノンのモノフェローズセミナーに参加してきました。

はい、2日続けてのセミナー参加です(笑)

去年、HF21のセミナーに参加したのですが、HF21のクオリティーに
感動したモノの、仕事が忙しくて、レポートが中途半端で終わってしまい
申し訳ありませんでした(汗)

今回は、ちゃんとレポートしたいと思います。
でも、最初はキヤノンという会社についての説明で、これについては
去年のHF21レポートをお読みください。

http://kozy06.blog.so-net.ne.jp/2009-08-03

ではHF M31セミナーレポート前半です!
canon.jpg

◆こだわりオート

では、ここからHF M31に関するレポートです。
まずは「こだわりオート」から。担当は主任 中山さんです。

最近では当たり前の「シーン認識」ですが、キヤノンが最初に搭載したようです。知りませんでした(汗)

デジカメなら、シャッター押す前に手動でシーン設定をしても
苦ではないですが、ビデオカメラは一瞬を撮影するのではなく
長時間撮影するモノ。

なので、撮影するシーンも流動的ですよね?これに応じて手動で
シーンを切り替えるのは、まず無理、というかメンドくさい(笑)

というわけで、この「こだわりオート」で、どれだけ綺麗に撮影できるかが
かなり左右されるかと思います。

HF M31の「こだわりオート」は、被写体と背景をそれぞれ認識して
組み合わせでシーン設定を切り替えています。
DSC00446.JPG


珍しいのは「あざやか」設定ですかね?
DSC00448.JPG


これは、テーマパークや祭りなどをイメージしたそうです。
実際には、単色の彩度が高いモノ、いろいろなモノが混じってるモノが
「あざやか」と認識され、より鮮やかに映し出されるようです。

実際の色と違っても、あざやかだと「綺麗」と感じますからね。
これはアリかなぁと思います。

そして、「こだわりオート」の判別設定のチューニングは
10人の精鋭により、休日を使って調整されたようです。
旅行、学校行事など、ユーザーが使うシーンを洗い出し
数百パターンにも及ぶシーンを実際に撮影テストしたそうです。
DSC00452.JPG


たとえば、夕焼けで撮影した場合、夕景モードか逆光モードか判定が
ぶれたのですが、夕景優先に調整したようです。

あとは、夜景を撮影した時には、当然夜景モードになるのですが
これにすると、本当に真っ暗になってしまうため、あえて夜景モードに
しないように設定・・・など。

人の手によって、細かく調整された「こだわりオート」。
こういった開発者による地道なテストで、真の「こだわりオート」が
完成するんだと痛感しました。


◆パワードIS 手ぶれ補正

次は手ぶれ補正「パワードIS」について室長の飯島さんから説明。
DSC00454.JPG


どの辺が「パワー」かと言いますと、望遠時にも手ぶれ補正が
効くようになったこと。
DSC00455.JPG


自分のハンディカムは、去年のモデルですが望遠時の手ぶれ補正は
ないですからね。

では、どのくらい望遠時の手ぶれが抑えられているか?
実際に比較動画を見てもらった方が早いので、どうぞ!



一目瞭然です、説明不要(笑)

しかし、手ぶれというのは難しくて、ユーザーがカメラを横に動かしつつ
撮影したりと、揺れなのか、ユーザーの撮影方法なのか、判別しにくい
時があるようです。

なので、ユーザーの意志でも、この「パワードIS」が実行できるように
ボタンをつけました。さらにこのボタンの付け所が工夫してあって
ボタンを押すと、さらにカメラを固定できる位置に手が行くように
なっています。
DSC00459.JPG


ユーザーの意志だけでなく、自然に安定したカメラの持ち方に・・・
タッチパネルなのに、ボタンをつけるなんてナンセンス!と思う方も
いるかもですが、真の実用性を追求した飯島さんに拍手です!

映像の揺れにもこだわったし、ボタンにもこだわった。
おう完璧に思える「パワードIS」ですが、人間は欲がつきないモノで(笑)
評価部門からも好評を得たようですが、さらなる要求が出たようです。
ここまで揺れがなくなると、ほんの小さな揺れが逆に気になるようで(汗)
DSC00460.JPG

このちょっとした揺れまでも撮ることに成功したようで、
評価部門だけでなく、プロのカメラマンにも絶賛されたようです!

手ぶれが激しい動画って、マジで気分悪くしますから(汗)、かなり重要です
よね・・・「パワードIS」には、望遠、ボタン、ボタンの付け所と
徹底的に拘ってます。
綺麗だけじゃない、初心者もプロの人も安心して使えるビデオカメラに
仕上がってると感じました。


◆タッチパネル

最後は主幹 松本さんから、タッチパネルに関してのお話。
HF M31は、タッチUIで、録画時も再生時も簡単、直感操作を
狙ったとのこと。

DSC00463.JPG


録画時にタッチすれば、タッチ追従して、顔以外のモノ、たとえば
動物なども追従可能になり、他にはタッチしたモノにフォーカス、
露出設定などを実現してます。

再生面では、タッチ操作に合わせて、3Dの見た目に変更し、操作面だけ
でなく見た目の変更も併せて向上。
日付単位で撮影した映像が奥に並ぶので、閲覧性がアップ。

このように、タッチパネルで究極のUIを目指したわけです。が・・・
DSC00464.JPG


タッチパネルのハードルは高い。そう、iPhoneのおかげで(笑)
ユーザーのタッチ操作の常識は、もはやiPhone。
ここまで快適にタッチ操作ができるか?

誤動作や、手袋をはめたままで操作できることを意識して
iPhoneと違って抵抗膜式のタッチパネルにしたそうです。

そして、ユーザーからのプレッシャーだけでなく、身近なところからの
プレッシャーも・・・。UIが完成しないと他の機能が試せないので
内部からの催促もあったとか(汗)

しかし、そんなプレッシャーを押しのけ?
いろいろなタッチ操作の癖をサンプリングし、4ヶ月ほど調整して
タッチUIを完成させたようです。
DSC00468.JPG


さらに液晶はタッチしやすくフラットな液晶にしたそうです。
DSC00469.JPG

自分が使ってるハンディカムもタッチパネルですが、フラットな液晶では
ないですね・・・
ユーザー視点での設計がなされてますね~

最後にタッチ追従に関して。

他社のビデオカメラの追従だと、追従したモノが他の物体と交差すると
追従設定が違うモノに乗り移ってしまうそうです。

しかし、HF M31では追従してるモノのベクトルなども
チェックしているため、交差しようがしっかり追尾してくれるようです。
DSC00470.JPG


さらによく動く子供やペットを撮影対象にしている人が多いと思うのですが
タッチ追尾は多くの人に恩恵を与える機能になりそうですよね。

そんな重宝する機能が、4ヶ月にもわたる調整で完成した簡単操作とともに
提供されてるわけですね。もう大ヒットしそうです(笑)

これでHF M31のセミナーは終了。
キヤノンとしての伝統と、それを受け継ぐプロ意識で、徹底的に調整された
ビデオカメラという印象を受けました。

次回は、実際にHF M31を使って、いろいろと撮影テストをしましたので
その辺をレポートしたいと思います。


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