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キヤノン「HF M31」ズーラシアでタッチ追尾・手ぶれ検証レポート [みんぽす]

2週間ほどレンタルしたキヤノン「HF M31」をズーラシアで撮影検証してきました。

HF M31を、動物を撮影して検証しつつ、ソニーの去年の夏モデルCX520Vと
比較などしてみました。

DSC09792.JPG

検証項目は
 
 ・日陰撮影
 ・あざやかシーン検証
 ・タッチ追尾検証
 ・パワードIS+タッチ追尾 
 ・夜景比較

HF M31のメイン機能を特に検証してみました。
関係ないですが、ズーラシアのウリ?のオカピ君

DSC09800.JPG



◆暗いところ比較

ちょうどロバが暗いところにいて草をもしゃもしゃ食べてくれたので
暗所での映り具合をHF M31とCX520Vで比較してみました。

HF M31の映像



始終、オートモードで、特別なシーン設定にされることは
ありませんでした。実際は、もっと日陰にいる感じですが、あたかも
日向にいるかのような明るさで撮影できてますね。
ただロバは明るいけど、背景はちょっと暗めですね。

CX520Vの映像



こちらも日向にいるかのごとく明るい映像になってますね。
HF M31と比較すると、背景までやや明るめに撮れています。
CX520Vのほうが明るめというか、淡い映像になっているのかな?

どちらの映像が良いかは、人の好みによると思いますが、実際の景色に
近い印象を受けるのはHF M31ですかね?
背景がちょっと暗いことで、日陰にいるニュアンスが残っている気が
するので。

でも、日陰程度だと微妙な差しかないですね。


◆あざやかシーン

HF M31にしか見かけない珍しいシーン設定の「あざやか」を
偶然撮影できました。
この水中が「あざやか」と判定されるようで、CX520Vとの比較も
してみました。

HF M31「あざやか」の映像



エメラルドブルー!といった感じで、とにかく綺麗に水色が
表現されてますね。たしかに「あざやか」と感じる映像に仕上がっていて
効果が出ていると思います。

CX520Vの映像



CX520Vには、「あざやか」というシーン設定はありません。
なので、普通のオートで撮影されているので、HF M31に比べると
ちょっと暗め、というか濃いめ?の水色になってます。

実際の印象に近い映像はCX520Vになっています。

ただ、この映像の主役を考えると、やはり映像の大半を占めている
「水」がメインだと思うので、この主役をどこまで綺麗に出来るかで
より多くの人に「綺麗」だと感じてもらえるのかな?と思います。

そこまで映像の差があるとは思いませんが、あとは好みの問題ですかね?
映像美を取るか、リアルティーを取るか?・・・といったところかな?


◆タッチ追尾

HF M31のウリでもあるタッチ追尾を、動物を使って試してみました。
液晶パネルで追従したい人や物にタッチすると、以降ずっとその物に
最適な設定で追尾し、撮影してくれるといった機能です。

撮影開始時に、右上の猿にタッチして、追従撮影をしてみました。
まずは猿で実験



猿がジャンプして、向こう岸に渡るところまでは良かったのですが
その後、木の奥に隠れてしまい、猿を見失い、タッチ追尾設定も途切れました(汗)

見失った後に、再び猿が登場してますが、再設定にならずで、
追尾カーソルは、見失った場所にとどまったままでした。

次は、レッサーパンダラスカル(笑)で実験。
これもまたラスカルの手前に色々と障害物があって、タッチ追尾撮影には
厳しい条件下ですが、はたして・・・

ほぼ最大ズームでラスカルを追いかけましたが、今度はタッチ追尾が
外れることなく撮影できました。何度か木の陰に隠れましたが
大丈夫でしたね。

追従する対象が、何かに隠れてしまっても、数秒は大丈夫なようです。
だから、対象が隠れてしまっても、あきらめずに追いかけること。
これがタッチ追尾で大事な心構えのようです(笑)

◆パワードIS

ラスカルをパワードIS設定オン、オフで撮影してみました。
どちらもほぼ最大ズームです。

あとCX520Vも同等にほぼ最大ズームで撮影。

HF M31 パワードIS設定オフ



HF M31 パワードIS設定オン+タッチ追尾



CX520V



やはりパワードIS設定オフ、CX520Vは手ぶれが気になりますね。
パワードIS設定オンでも、途中で、がくっとなるシーンがありますが
それは自分の操作ミスです、すいません(笑)

さらにCX520Vでは、ピントが曖昧になる時も多々ありますね
タッチ追尾のおかげもあって、HF M31はピントが曖昧になることは
ありません。

この辺は自分の撮影テクニックが下手だからってのもあると思いますが(汗)

ここまでズームしてカメラを動かしつつ撮影しても、だいぶ安定した
映像になってるので、スポーツ観戦や、動物園などズームが必要な
撮影が多い方には、ものすごく絶大な威力を発揮すると思います。

タッチ追尾+パワードISは最強コンビと言えそうですね。

・・・しかし、ラスカルってめちゃ頻尿(笑)


◆夜景比較

最後に夜景の比較です。
ロバだと日陰とはいえ、昼間です。もっと暗いところでの撮影だと
どうなるか夜景でテストしてみました。

HF M31



これは夜景モードにならず、普通のモードで撮影されてました。


CX520V



ぱっと見は、両者ともあまり差がないように見えますが、映像の最後の
ほうに写るSUBARUの下にある時計を見比べると解像感にかなり
差があります。

次にHF M31が夜景+建物シーンになった時の映像です。

HF M31「夜景+建物」



CX520V



これはヤバイですね。圧倒的な差があります。
HF M31は「夜景+建物」シーンに切り替わって撮影されてますが
ノイズが目立って、解像感も落ちてます。

CX520Vでは、特に解像感も変わらず、ノイズも目立たないしっかりとした
夜景が撮影されてます。
特に左上に映ってる「渋谷区」の看板で、解像感の差がハッキリわかります。
HF M31だと「渋谷区」の文字がうっすらとしか映っていません。

これはさすがExmorRといったところでしょうか?
ここまで夜景の差が出るとは思いませんでした。


◆まとめ

去年のモデルになってしまいますが、ほぼ同クラスのモデルであるハンディカムCX520Vと
比較しつつ、HF M31のいろいろな機能を検証してみましたが・・・

歴然とした画質の差は、あまりなく、どちらの機種も綺麗といった感じでした。
ただ、HF M31のほうが綺麗と感じるところがありました。

日陰のような暗いところと、あざやかシーン認識で撮影した時ですかね。
HF M31は日陰の映像は、見た目に近い自然な色が出てましたし、あざやかシーンは
どぎつい補正がかかるのではなく、ほんとにあざやかと感じる色合いになります。

ただ、あざやかと認識してくれるシーンが、日常生活でどこまであるかわかりませんが
ここぞ!という時に、より綺麗に撮ってくれるのが、HF M31なんだと思いました。

あと、とても便利なのが、パワードISとタッチ追尾。
CX520Vは、上記の機能がないので、ピントがぼけるし、望遠時の撮影は手ぶれまくり(汗)
HF M31はピントがぼけることもなく、非常に安定した映像が得られます。

望遠をよく使う、人込みや障害物が多いところで撮影する?ケースが多い人は
間違いなく、HF M31をオススメできます。

特に子供なんて、走り回るので、タッチ追尾が威力を発揮するんじゃないでしょうかね?

ここまで来ると、HF M31圧勝!なんですが・・・これは昼間のお話です。
あまりいないと思いますが、夜景の方がメインで撮影するって人は・・・
動画を見てもらったらわかると思いますが、圧倒的にCX520Vがオススメです。

2週間しか試用できませんでしたが、綺麗に撮れるだけでなく、ピンぼけしにくい
手ぶれしにくいなど、多くの人が恩恵を受ける便利機能が付いてるHF M31は
いろいろなシチュエーションに対応できる、使いやすいビデオカメラだと思います。

というわけで、撮影に関する検証はここまでで、次回は使用感のレポートを
書いてみたいと思います。


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