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DS「ゴースト トリック」 [ゲーム]

「逆転裁判」シリーズのディレクター巧舟氏の新作「ゴースト トリック」が発売されたので、
早速買ってクリアしてみました(笑)
簡単に感想でも書いてみようと思います。

DSC06048.JPG

◆「ゴースト トリック」ってどんなゲーム?

「逆転裁判」といえば、コマンド選択してゲームを進行するアドベンチャーゲームです。
もう、今となっては、あまり見ないジャンルですね。
今回の「ゴーストトリック」は平たく言うとパズルゲーム?です。

なんせ、似たゲームがないので説明しにくいですね(汗)

操作する主人公はすでに死んでいて、主人公の「魂」を操作します。
画像の中央にある青い炎っぽいのがソレ。

gt13.jpg


そして「魂」に出来ることは、生命のない物体に
・トリツク(取り付く)
・あやつる
ことです。

「魂」をタッチペンでスライドすると、「コア」にトリツクことが出来ます。
生命のない物体に「コア」が存在します。

gt14.jpg


魂をタッチペンでスライドすると、下図のように伸びて「コア」にトリツク。

gt11.jpg


また「コア」には種類があって、「アヤツル」ことが出来ます。
たとえば、「カバン」の「コア」にトリツクと、アヤツルで「ヒラク」ことが出来るようです。

「カバン」を「ヒラク」前

gt7.jpg


「カバン」を「ヒラク」した後

gt5.jpg


こんな感じで、「コア」を渡り歩き、時に操作して仕掛けを解いていくわけです。
しかし、いくつかルールがあって・・・

取り付けるものは予め決まっていて、「コア」が存在する物にしか取り付けない。
下図の「Player」と書かれた緑の物体が、トリツクことが出来る物です。
gt0.jpg


さらに魂には大きさというか伸び縮みできる範囲があって、魂の
手が届く範囲でしか、物体にトリツクことができません。
下図だと、魂の範囲が表示されています。
魂の左にある丸い鉄球のコアには届かず、右にあるギターのコアなら届きそうです。

gt9.jpg


ギミックのある「コア」と何の操作もできない「コア」が存在するのですが、
何の操作もできない「コア」の役割は「道」になります。とにかく「コア」がないと
魂は移動できないので、ギミックのない「コア」も大事なんですね。

では、物に取り付いて、アヤツって何をするのか?
これは、色々とミッションが設定されるのですが、ほとんどの場合、「死んだ人を助ける」です。
主人公はすでにゴーストなので、死んだ人と会話できるわけです。

え?すでに死んだ人と会話しても、助けられないのではって?その通り(笑)

実は海外ドラマ「トゥルーコーリング」のように、過去に戻ることが出来ます。
「トゥルーコーリング」は死んだ日の朝に戻ることが出来ますが
ゴーストトリックは死んだ4分前に戻ることが出来るんです。
gt3.jpg


gt2.jpg


要は、4分以内に物にトリツク&アヤツルして、人助けをするパズルゲーム。
それがゴーストトリックの主な内容です。


◆プレイしてみて感じたこと

他に類を見ないパズルゲームなので、ちょっと長めに説明してしまいました(汗)
HPで体験版も公開されてますので、手っ取り早く体験してもらうのが吉ですね(笑)

http://www.capcom.co.jp/ghosttrick/trial.html

では、プレイしての感想ですが・・・
逆転裁判なみに面白くて、予想外の展開のあるストーリー。ついつい続きが見たくて
やめるタイミングが難しいぐらい、ストーリーには引き込まれます。

さらにこれも逆転裁判同様ですが、登場人物たちも魅力のある面白いキャラが多いですからね。
逆転裁判4にちょっとガッカリした人も、ゴーストストーリーなら大丈夫!

とにかくストーリーに関しては文句なし。

あとはゲーム性に関して。
アドベンチャーゲームって、用意されたコマンドをすべて実行することで先に進んでしまい
何か推理というか、コマンド実行作業に感じてしまうこともしばしば・・・

ゴーストトリックも、とりあえずギミック操作を一通り試していくうちにクリアできてしまう
こともあって、序盤は何も考えずにギミックをアヤツルだけで、先に進んでしまい
あまりパズル性も高くないし、ゲームと言うより、お話を読んでる感が強いです。

ただ、中盤からちゃんとパズルゲームになり、しっかりと考えて行動しないと、人助けが
できなくなります。先ほども言いましたが時間制限があるし、タイミングを逃すと
ゲームオーバーになってしまうという、厳しい一面もあります。

ゲームオーバーになってしまう厳しさがあるからこそ、仕掛けを駆使して、殺人事件を
解決した時の達成感は、逆転裁判以上の物があります。
逆転裁判でもありえない真相が展開しますが、ゴーストトリックでも、そこらにある普通の
「物体」がありえない展開を起こし、事件を解決する。

この辺のユーモラスさも単なるパズルゲームで終わってないところが
ゴーストトリックの魅力かなと。

というわけで、ゲーム性もしっかりしてるのですが・・・やっぱりちまちました操作性が
人を選ぶかな?と思います。ペンの移動量とUIがもうちょい整理されるといいのかな?
トリツクとアヤツルの操作切り替えが、若干ウザく感じるかもしれません。

まとめると

 ・ストーリーやキャラは最高。逆転裁判好きな人には無条件でオススメ
 ・ミステリーや探偵物が好きな人にもオススメ
 ・新しいゲームやカジュアルなゲームが好きな人にオススメ
 
 ・ド派手なゲームが好きな人には、あまり向いてないかも?
 ・イベントが多いゲームが苦手な人にも不向き

といった感じでしょうか。


◆パズルゲームという世界共通言語で世界市場へ?

これは勝手な推測なんですけど、逆転裁判からの改善点を考慮すると、ゴーストトリックの
展開が想像できます。まず改善点ですが

 ・ゲームの舞台やキャラが日本でなく、国が特定できない外国になった
 ・日本特有のコマンドアドベンチャーゲームでなく、パズルゲームになった

これは、逆転裁判があまりにも日本に特化していて、海外で出しにくかったことを考慮した
改善だと勝手に思っています。それと、日本特有のアドベンチャーゲームスタイルではなく、
お国柄が関係ないパズルゲームになったこと。

最初に逆転裁判が出た時と違って、今は海外でも売れるゲームにしないと、国内だけの
収益だけでは難しい時代です。ゴーストトリックの楽しさを世界に広めないと
もったいないですしね。

とうわけで、順当に考えると、北米や欧州用に言語を翻訳したDS版を展開すると
思うのですが、ここはiPhoneとiPadでの展開もどうでしょうか?

このちまちま感はiPhoneとの相性が良いと思うんですよね。
世界に広めるのなら、DSよりiPhoneの方が向いてると思いますし。
(収益を考えると、DSの海外版も必要になりそうですが)

さらについでに提案すると・・・

体験版を見てもらえばわかりますが、ものすごくなめらかな2Dアニメーションで
キャラクターが動きます。おそらく3Dモデルで作成した動きを、取り込んで2Dにしたのだと
思いますが、2Dの王者カプコンの古き良き姿をちょっと思い出しました。

ヌメヌメとした2Dアニメも見物です!

と言いつつ、取り込む前の3Dモデルをそのままゲームに使用した、さらになめらかな
リッチな高解像度iPad HD版なんかもあるといいかな?と思ったり。

なので、iPhone、iPadで高解像度版でも出せば、DS版で遊んだ人もHD版なら、もう一度
遊んでみたいと感じるかもしれませんしね。

なんか余計なことを書いてしまいましたね(笑)
だって、iPhoneとXperia用の壁紙が用意されてるから、妄想しちゃうんですよ(笑)
IMG_3331.png


ゲーム性の提案としては、もっとリアルタイム性を重視するなどして、ハラハラドキドキ感を
アップしてくれると、ストーリーの臨場感もアップして楽しくなるかなぁ?と思います。
やり過ぎると、アクションゲームになってしまうので、バランスが難しいですが。

というわけで、逆転裁判好きとしては、ゴーストトリックの今後も期待したいなと思います。

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