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ソニーディーラーコンベンションレポートその2「BRAVIA ZX1」 [Sony]
かなり間が空いてしまいましたが(汗)次はBRAVIAのセミナーに参加しました。
発売が11月予定の超薄型BRAVIA ZX1の開発秘話を
開発者である永谷さん、藤井さんから聞くことが出来ました。
どのくらい薄いかと言いますと、40インチで、もっとも薄いところで9.9m。1cm切ってますからね。
これは商品化しただけで、かなりのインパクト。
◆開発経緯 薄くてかっこいい物を
3年前に薄くてかっこいい液晶を作りたいというのが発端で
2006年に一度開発テーマとして掲げた物の、まだ早いとされ断念。
しかし、去年の春から数名で、試作品を作ることになる。
そして、他社から薄型液晶が発表され、この試作プロジェクトの状況が一変。
チームとしての薄型液晶作りがスタート。
藤井さんの方は、今までフロントプロジェクタの静音設計の方をしていて
液晶の方は今回が初めて。
ずっとこのプロジェクトを進めていた永谷さんと、全く液晶が初めての藤井さんが組むと
面白い物が出来るかもしれないと言うことで、2007年の秋に藤井さんが参加。
まずは32インチで15mmの薄さを目指してたが...
10mmのサンプル作りに成功。初めて絵が出た時は感動したようです。
商品企画からは、薄型は2009年からという思想のズレがあり
最初は内緒で開発。内緒って、どんな感じかというと...
同じ開発部内でも、存在を知る人がいないような秘密部屋まで作ってもらい
こっそり開発していたとか。半端ないですね(汗)
そして、ある程度できあがった時に、開発トップの人に見てもらい
その完成度にプロジェクト化を目指すことになったようです。
極秘で作った32型の薄型試作品をオープンにして
開発人員を募り、やっとプロジェクト化したようです。
これが去年の暮れの話で、そして、今年に商品化にこぎ着けたというわけです。
◆ZX1の特長
従来の液晶だと、背後に蛍光灯を入れて、厚みが出てしまうけど
ZX1の場合は白色LEDを液晶の周囲に置くことで、薄さを実現しているとのこと。
ごらんの通り、とにかく薄い。
白色LEDが最近明るくなったのもあり、商品化のめどが立ったとも聞きました。
キーワードで、ZX1のこだわりを教えてくれました。そのなかでいくつかをピックアップ。
「ファンレス」
ここまで薄いので、もちろん冷却ファンは入ってません。
風の通りを何度もシミュレーションして、内部のレイアウトの最適化を図ったようです。
あとはアルミで形成されたベゼルが、放熱すると共に、軽量化+強度も増しているとのこと。
電源を入れて、数時間経ったあと、ベゼルが熱くなるのか触ってみたかったですね。
熱くならないのかな?
「背面美」
テレビの背面って、通風口の穴が空いていたり、ケーブルがごちゃごちゃ刺さっていたりと
普段は見えないから、何でもありってイメージがありますが、ZX1は普段見えない背面にも
こだわりました。
もう、つるつるで何もないですからね。
どこから見られても美しいと感じられるデザインを目指したようです。
これなら、テレビの置き場所も今まで置いたことのない場所に置けるかもしれません。
さらに、ネジが見えないようにするのはソニーとしては当然という感じですが
通風口も見えにくい感じになってました。
「無意識の意識」
なるほど~と思った話ですが、潜在需要の喚起に関して。
実際に商品を見た時に「あ、コレが欲しかったんだYO!」と感じさせる
実は欲しかったんだよね的な商品を提案していきたいと。
人は欲しいと思うものは、実はたいてい持っていて
改めて欲しい物は意外と少ない。
なので、「コレだよね」といかに思わせるかがポイント。
やはり、意表付かれて刺激的な商品じゃないと、購入まで至らないですよね。
◆所感
とにかく見た目のインパクトはスゴイ物がありますが、画質に関しても
他のBRAVIAと同等で、特に不満は感じませんでした。
ちょっと気になったのは音に関してですかね。
これ、TVスタンドのように見えて、スピーカーですからね(汗)
会場で音が余り聞けなかったので、音質はわかりません。
でも、オプションで画面の下にぶら下げるスピーカーもありますし。
他は、試作が32型なら、なぜそれを商品化しないんだろ?もったいない(笑)
レイアウトフリーがコンセプトにあるなら、小型の需要も高いと思うのですが。
40インチより、32インチの方がよりいろいろなレイアウトを試せる気がするのですが。
あと、チューナーとか外部接続端子とかは、別のワイヤレスユニットがあるのですが
コレが意外とデカい(汗)
ブルーレイレコーダーより、ちょっと小さいぐらい。
上段にあるのがユニットで、下段にあるのがレコーダーです。
◆その他
今回のセミナーで一番笑えたのですが、開発者のモチベーション折れ線グラフ。
こんなグラフは見たことありません(笑)
2人の初対面時のモチベーションの差が面白いです。開発中盤以降は見事にシンクロして
開発がスムーズにいったんだな~と思われますが。
これを見返せば、開発の遅れの要因とか、はっきりわかりますからね(笑)
セミナーの小ネタとして作ったと思うのですが、意外と使い道がありそうです?
こんな感じで、部署が違う2人が出会って、新しい商品が開発されたんですね。
ベテランの刑事と新米デカの組み合わせって感じで、楽しませていただきました(笑)
新米と言うのは見た目の話で、実際に新人ではないですが。
お二人のこだわりが感じ取れた、楽しくためになる良いセミナーでした。
最後に動画でZX1がお披露目される瞬間をアップしてみます(笑)
◆お友達リンク
・Virgoさん
ホントのエコ!!【SonyDealerConvention2008・液晶パネル編】
http://virgo-dragoon.blog.so-net.ne.jp/2008-09-28
・akoustam さん
Sony Dealer Convention 2008 リポート BRAVIA ZX1篇
http://itsa.blog.so-net.ne.jp/2008-09-24
発売が11月予定の超薄型BRAVIA ZX1の開発秘話を
開発者である永谷さん、藤井さんから聞くことが出来ました。
どのくらい薄いかと言いますと、40インチで、もっとも薄いところで9.9m。1cm切ってますからね。
これは商品化しただけで、かなりのインパクト。
◆開発経緯 薄くてかっこいい物を
3年前に薄くてかっこいい液晶を作りたいというのが発端で
2006年に一度開発テーマとして掲げた物の、まだ早いとされ断念。
しかし、去年の春から数名で、試作品を作ることになる。
そして、他社から薄型液晶が発表され、この試作プロジェクトの状況が一変。
チームとしての薄型液晶作りがスタート。
藤井さんの方は、今までフロントプロジェクタの静音設計の方をしていて
液晶の方は今回が初めて。
ずっとこのプロジェクトを進めていた永谷さんと、全く液晶が初めての藤井さんが組むと
面白い物が出来るかもしれないと言うことで、2007年の秋に藤井さんが参加。
まずは32インチで15mmの薄さを目指してたが...
10mmのサンプル作りに成功。初めて絵が出た時は感動したようです。
商品企画からは、薄型は2009年からという思想のズレがあり
最初は内緒で開発。内緒って、どんな感じかというと...
同じ開発部内でも、存在を知る人がいないような秘密部屋まで作ってもらい
こっそり開発していたとか。半端ないですね(汗)
そして、ある程度できあがった時に、開発トップの人に見てもらい
その完成度にプロジェクト化を目指すことになったようです。
極秘で作った32型の薄型試作品をオープンにして
開発人員を募り、やっとプロジェクト化したようです。
これが去年の暮れの話で、そして、今年に商品化にこぎ着けたというわけです。
◆ZX1の特長
従来の液晶だと、背後に蛍光灯を入れて、厚みが出てしまうけど
ZX1の場合は白色LEDを液晶の周囲に置くことで、薄さを実現しているとのこと。
ごらんの通り、とにかく薄い。
白色LEDが最近明るくなったのもあり、商品化のめどが立ったとも聞きました。
キーワードで、ZX1のこだわりを教えてくれました。そのなかでいくつかをピックアップ。
「ファンレス」
ここまで薄いので、もちろん冷却ファンは入ってません。
風の通りを何度もシミュレーションして、内部のレイアウトの最適化を図ったようです。
あとはアルミで形成されたベゼルが、放熱すると共に、軽量化+強度も増しているとのこと。
電源を入れて、数時間経ったあと、ベゼルが熱くなるのか触ってみたかったですね。
熱くならないのかな?
「背面美」
テレビの背面って、通風口の穴が空いていたり、ケーブルがごちゃごちゃ刺さっていたりと
普段は見えないから、何でもありってイメージがありますが、ZX1は普段見えない背面にも
こだわりました。
もう、つるつるで何もないですからね。
どこから見られても美しいと感じられるデザインを目指したようです。
これなら、テレビの置き場所も今まで置いたことのない場所に置けるかもしれません。
さらに、ネジが見えないようにするのはソニーとしては当然という感じですが
通風口も見えにくい感じになってました。
「無意識の意識」
なるほど~と思った話ですが、潜在需要の喚起に関して。
実際に商品を見た時に「あ、コレが欲しかったんだYO!」と感じさせる
実は欲しかったんだよね的な商品を提案していきたいと。
人は欲しいと思うものは、実はたいてい持っていて
改めて欲しい物は意外と少ない。
なので、「コレだよね」といかに思わせるかがポイント。
やはり、意表付かれて刺激的な商品じゃないと、購入まで至らないですよね。
◆所感
とにかく見た目のインパクトはスゴイ物がありますが、画質に関しても
他のBRAVIAと同等で、特に不満は感じませんでした。
ちょっと気になったのは音に関してですかね。
これ、TVスタンドのように見えて、スピーカーですからね(汗)
会場で音が余り聞けなかったので、音質はわかりません。
でも、オプションで画面の下にぶら下げるスピーカーもありますし。
他は、試作が32型なら、なぜそれを商品化しないんだろ?もったいない(笑)
レイアウトフリーがコンセプトにあるなら、小型の需要も高いと思うのですが。
40インチより、32インチの方がよりいろいろなレイアウトを試せる気がするのですが。
あと、チューナーとか外部接続端子とかは、別のワイヤレスユニットがあるのですが
コレが意外とデカい(汗)
ブルーレイレコーダーより、ちょっと小さいぐらい。
上段にあるのがユニットで、下段にあるのがレコーダーです。
◆その他
今回のセミナーで一番笑えたのですが、開発者のモチベーション折れ線グラフ。
こんなグラフは見たことありません(笑)
2人の初対面時のモチベーションの差が面白いです。開発中盤以降は見事にシンクロして
開発がスムーズにいったんだな~と思われますが。
これを見返せば、開発の遅れの要因とか、はっきりわかりますからね(笑)
セミナーの小ネタとして作ったと思うのですが、意外と使い道がありそうです?
こんな感じで、部署が違う2人が出会って、新しい商品が開発されたんですね。
ベテランの刑事と新米デカの組み合わせって感じで、楽しませていただきました(笑)
新米と言うのは見た目の話で、実際に新人ではないですが。
お二人のこだわりが感じ取れた、楽しくためになる良いセミナーでした。
最後に動画でZX1がお披露目される瞬間をアップしてみます(笑)
◆お友達リンク
・Virgoさん
ホントのエコ!!【SonyDealerConvention2008・液晶パネル編】
http://virgo-dragoon.blog.so-net.ne.jp/2008-09-28
・akoustam さん
Sony Dealer Convention 2008 リポート BRAVIA ZX1篇
http://itsa.blog.so-net.ne.jp/2008-09-24
こんにちは
見た事のある人が、たくさん写っていますねぇ~(^o^)/
by くまにぃ (2008-10-01 12:03)
TBありがとうございました。
どこかで見たようなヒトがなんか、妙なアングルで映ってる気がしますけど(笑)
by Virgo (2008-10-01 13:28)
初めまして。
本日は訪問くださいましてありがとうございました。
動画があると、雰囲気がとてもよく分かります。
いったいこの薄さ競争は何処まで行くのでしょう。
モチベーション折れ線グラフ、ユニークなプレゼンですね~♪
by わか (2008-10-01 21:18)
ホントだよ!!
なんで32inchを出さんのじゃあ〜ッ!!!!
by かつぽん (2008-10-01 22:57)