SSブログ

ハイスピードデジカメ「EXLIM PRO EX-FH20」ファイナルレビュー [みんぽす]

カシオのハイスピードデジカメEX-FH20の最終レポートです。
今回はまとめ編です。

2366016


みんぽす

このレビューはWillVii株式会社運営の国内最大級家電・PC・携帯・ゲームレビュー・クチコミサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
  • 商品を無償でお借りして、レビューを掲載しています!
  • ブロガーへの報酬、指示は一切ないので、完全に中立なレビューです!
「モノフェローズ」サービスに興味のある方はこちら


◆操作感

コンパクトデジカメしか使ったことがない人にとっては、大きなデジカメと感じるでしょうが
一眼レフを使ってる人には、小さいなと感じるサイズで、見た目の印象より
手に持った感じは軽く、鞄に入れてもかさばるかもしれませんが、ずっしり重くなることはないです。

ボクは手が小さめですが、手に持った感じはしっくりして、かなり持ちやすい。
持ち運んだり、操作感に関しては問題ないと思います。

あとはボタン系です。

ボクはサイバーショットで初めてデジカメを購入して以来、ソニー以外のデジカメを使うのは
今回が初めてだったりします(汗)
なので、偏った意見というか、サイバーショットとの単なる比較になってしまいますが。

FH20は、コンパクトデジカメより、様々な設定が可能です。
なので、まず、色々いじってみたくなります。
そこで、最初に目に付くのが「MENU」ボタン。

このボタンを押せば、各設定が出来るんだなと。実際にMENUボタンを押すと
各種設定がズラズラ出てきます。かなり多いです(笑)

ところが、もっとも変更したい項目の画質モードと撮影画素の項目が一切見当たりません。
背面液晶には、右端にその辺の情報が並んでいて、すぐ変更できそうなのに
MENUボタンでは、変えられない。
2366014


これはサイバーショットT100で得たまどろっこしさに似ています。
セミナーからレンタルして、しばらくわかりませんでした。

その後、画質モードは「BS」(ベストショット)ボタンを押せば変えられることはわかりました。
2366015


しかし、撮影サイズは未だに変更できず。これは説明書を見ないといけないのか?と
思ったら...わかりましたよ。この十字キーの上下で、背面液晶の右端にある項目の設定を
変えられるわけです。
2366017



せめて、十字キーに何かアイコンの絵とか説明入れて欲しかったッス。
左右方向にはアイコン書いてあるのに(笑)

細かいところですが、画像再生中の拡大、縮小がズームレバーで出来るのが感動しました。
撮影する時と同じ感覚でズームできるのは良いですよね。
今まで使ってきたデジカメでズームレバーで操作できるのなかったし。
再生と撮影時の操作感が揃えてあるのは感心しました。
しかも描画速度も速いしね。画像処理が早くないと、出来ない技なんですね。


◆撮影時に気になったこと

最近のデジカメといえば、ほとんどオートモードで昼だろうが夜だろうが、設定を変えずに
撮影できます。もちろん、FH20もオートで撮影できます。

ただ、オートで撮影すると、オートフォーカスが、難しいというか。
ちょっと日陰とかでフォーカスが合わなかったり晴天時でも、たまにピントが合ってないことがあり
サイバーショットより、オートフォーカスが難しいという印象を受けました。

ただ、ボクの撮影技術の問題もありますし(笑)、もう少し検証したかったです。

で、FH20ですが一般のデジカメより設定できる項目が多いです。
なので、オートより、いろいろと設定を変えた方が綺麗に写ります。
特にベストショットは効果覿面で豊富な種類があるなので、ぜひシーンによって切り替えて
使うことをおすすめします。

個人的には紅葉モードがうれしかったですね。このモードは初めて見ましたし
紅葉の時期は短いからこそ綺麗に残したいですよね?秋限定ですがいいですよね。

紅葉の時期が来る前に返却しちゃいましたが(笑)

他に一眼レフっぽく「絞り優先」モードと「シャッタースピード優先」モードもありました。
他のデジカメに比べるとレンズも大きいので、絞り優先で綺麗なボケ味が楽しめるのか?
テストしてみましたが...ま、やはり一眼レフとまではいかないようです。

マニュアル感が楽しいデジカメといった感じでしょうか。
ガチガチのオート設定に固められた最近の軟派なデジカメに飽き飽きしてる人?には
自分の設定が楽しめるデジカメだと思われます。

ただ、画質だけは一眼レフには及びません。CMで一眼レフと勝負!と言ってますが
あれはシャッタースピードの勝負で、画質の勝負では(以下略)


◆再生ボタンと撮影ボタン

これだけは慣れなかったので、ピックアップ。
液晶の右上にある緑のボタンが再生、赤いボタンが撮影に切り替わります。
2366014


撮影した画像の再生なんですけど、他のデジカメ同様、再生ボタンを押して、再生モードに入ります。
ここまではサイバーショットと同じというか、どのデジカメも一緒でしょう。

そして、再生モードから抜けるのがサイバーショットと異なります。
サイバーショットの場合は、再生ボタンかシャッターボタンを押すと、再生モードから抜けられます。

FH20は再生ボタンを押しても抜けることができず、隣にある撮影ボタンを押さないと、再生モードから
抜けることができません。
サイバーショットと比較すると、ボタンの数が1つ増えてしまい、特に必要性が感じられない撮影ボタンですが
どうなんでしょうかね?再生ボタン1つでオン、オフ切り替えできてもいいような気がするのですが。


◆ハイスピードシャッター

やっぱり、FH20のウリは高速シャッターです。
秒間40フレームで、あっという間に40枚も撮影出来てしまいます。
その40枚をまとめてみました。

2366013


高速シャッターと聞いて、ものすごい技術力を感じますが、以下の制限があります。

・画像サイズが7M以下になる
・撮影後に数秒待たされる

40枚撮影した後ですから、多少の画像処理で待たされるのは仕方ないかな?とも思えますが
待たされる時間は8秒ほど。この時間を長いと思うか、短いと思うか...

最近の携帯カメラも性能が上がり、さすがに8秒も待たされることはありません。
しかも、高速シャッターを活かすケースって一瞬を狙う時が多くなりそうです。
となると、必ず失敗して、何回か決定的瞬間を捉えるために、リトライしたくなりそうで
そんな時に8秒待たされるのは、ちょっと痛い(汗)

ちなみに高速シャッターは、他のモードでも使うことがあり
たとえば、HS夜景、流し撮り、マルチモーションなどなど、この手のモードも
高速シャッターを使用します。

何が言いたいかというと、上記のモードは40枚撮りではなく、1枚の画像しか撮影しないのですが
高速シャッターを使うので、1枚の画像を撮った後に、8秒ぐらい待たされるのです。
たった1枚の撮影で8秒待たされるのは、ちょっとツライですね(汗)

しかもマルチモーションは成功したら、楽しげな画像が出来ると思うのですが
これがなかなか難しいです(汗)
2366018


まず、奥行きの動きがなく、ある程度の速度が必要で...とかいろいろな条件を揃えないと
思ったようなマルチモーションが撮れず、何度もリトライしたくなります。
これで8秒待たされると...きついんですね(汗)

なので、高速シャッターは、たしかに未来の技術を感じるのですが、コツを覚えるのが
非常に難しい...という印象です(汗)


◆ところが高速シャッター

と、まぁ、先に高速シャッターの扱いの難しさを書きましたが
飽和状態のデジカメ市場に、この高速シャッターは必ず救世主になりそうな未来を感じます(笑)

なぜか?

高速シャッターで、肉眼では確認出来ない瞬間を捉えることが出来
それは、誰が見てもスゴイ!と感じる、わかりやすい映像が撮れます。

技術がスゴイだけでなく、それが伝わらないと意味がありません。
人間に確認出来ない瞬間を写すことが出来る。これはわかりやすい驚異で
確実に未来の技術と感じる機能だと思います。

たとえば、風船が割れる瞬間。
2366020

40枚撮影モードで、タイマーを使い、タイミングを合わせば、こんな瞬間も撮影出来るのです。


◆FH20の最大の楽しさ

高速シャッターは、肉眼で捉えることが出来ない瞬間を撮影出来る
素晴らしい機能だが、使い方が若干難しいことは述べました。
ただ、これを克服する、楽しい機能がFH20にはあります。

それは何か...

ハイスピード動画撮影です。
デジカメで動画撮影が一番オススメって、ちょっと反則?な感じもしますが
これがまた凄いんですよ。って、もうすでに何回か動画も載せてますが。

ハンディカムのTG1でもスローモーション撮影は出来るのですが
一定時間だけとか制限付きです。

ただFH20は、時間の制限がないだけでなく(SDカードの容量制限はありますが(汗))
スローとノーマル速度撮影を、いつでも切り替えて撮影出来る点が楽しいんです!
そそ、古いですがマトリックスを自力で撮影出来るんですよ(笑)

これは普通にスロー撮影



もう、肉眼では確認出来ない瞬間が映りまくりで、これだけでも楽しいですが
スローとノーマルを切り替えると...




こんな感じで、インパクトがあって楽しい動画が撮れます。
動画って、ちょっと敷居が高かったり、あまり一般には浸透してないような気がします。
それでもニコ動やYouTubeのおかげで、動画を「見る」ことは一般的になったかも
知れませんが、こうやって楽しい動画が撮れれば「撮る」行為ももっと浸透するかも知れません。

というわけで、FH20はこのスローモーションが最高に楽しく
デジカメを救う次世代機能の1つは、高速シャッターになるかも!?と
思いましたです。

最後に動画編集機能が、非常にわかりやすく便利だったことを書き加えておきます。
(編集画面を撮影するの忘れました(汗))


◆まとめ

・ずばり、FH20の魅力はハイスピード動画撮影
・高速シャッターがもっと使いやすくなれば完璧!次世代デジカメになる!
・形状は、コンパクトデジカメサイズに!画質は一眼レフに及ばずだが、
 コンパクトデジカメクラスなら、トップクラスだと思われるので。

動画は良いのですが静止画で高速シャッターの取り扱いが難しく、
一般の人には難しいと感じるので、課題はまだまだ残ってる感じです。

早くも次のカメラの発表が近いようですが、上記2点がクリアされれば
カシオのデジカメは、ホントに楽しいデジカメになると思います。

では、最後にサイバーショットと比較しつつ、○と×を。

サイバーショットと比べて

○-ズーム、高速シャッターなどが優れている。
○-動画の再生だけでなく、編集も出来て、非常に優れている
○-高速シャッター、ハイスピード動画撮影など、独自性が高い機能が多い

×-オートフォーカス、顔認証の精度がサイバーショットに劣る。
×-操作性がやや複雑。扱うボタンが多すぎる。
×-光学20倍ズームはいいが、レンズが思いの外伸びるので、ちょっと恥ずかしいかも?(汗)

<こんな人にお勧め!>

・子供やペット、スポーツなど被写体が早いモノを撮影する機会が多い人にとっては
かなりベストなデジカメだと思われます。ハイスピード撮影や動画は絶大な威力を発揮しますよ!

・サッカーやスポーツ観戦など、離れた場所から撮影が多い人。手ぶれがない20倍ズーム撮影が
出来るので、これまた便利です。

・目新しい機能を試したい人→ハイスピード動画、マルチモーションは新次元体験!

というわけで、FH20のレビューはこれでおしまいです。
ハイスピード動画だけは、ホントに楽しいのでHPなどいろいろチェックしてみてください。

FH20HP-http://dc.casio.jp/product/exilim/ex_fh20/
みんぽすトラバセンター-http://tb.minpos.com/casio/ex-fh20event/
まささんの素晴らしいマルチモーション画像-http://saya.s145.xrea.com/archives/2008/11/casio_exfh20_1.html


nice!(7)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 2

蔵三

落ち着きのないウチのムスメを撮るのにピッタリなのかも?(笑)
by 蔵三 (2008-12-07 13:26) 

たらばー

以前のレビュー読んで、買っちゃいましたw
by たらばー (2008-12-07 18:32) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。