Tweet
ソニー新BDレコーダー開発者セミナー2 最大の弱点克服編 [みんぽす]
みんぽす×ソニー、新BDレコーダー開発者セミナーレポートその2です。
引き続き、開発担当者からのお話です。
今回は、新BDレコーダーの最大の改善点の1つであるマルチタスクに
関してです。
◆同時操作の課題
BDZ-X90を使っていて、もっとも問題だと思ったのが、同時操作です。
まぁ、まずはこの表をご覧ください。
↓
ソニーのブルーレイレコーダーを使ったことがない人が見たら、何の表か
まったくわからないと思いますが(汗)
まず、2番組同時録画ができるのですが、それがまた一癖二癖ありまして(汗)
録画1、録画2と別れてまして・・・
・録画1 録画の画質を変更して録画できる。自動チャプターが付けられる。
・録画2 録画の画質変更ができない。自動チャプターが6分間隔に固定。
というわけで、2番組同時録画と言いつつ、録画2で録画した場合は、かなりの
機能制限を受けることになるんです。
さらに・・・この録画中に出来ることがまた制限があって、上の表のようになるんです。
録画していると、ブルーレイが再生できない、早見再生が出来ない、動画編集ができない、
ブルーレイへのダビングが出来ないなどなどなどなどなど(笑)。
だから、ブルーレイを見ていて、録画が始まると、いきなりブルーレイの映像が
フェードアウトして、録画予定の番組が写るんです。慣れないときは、何事!?
ブルーレイレコーダーの電源が落ちたか?と焦りました(笑)
ダビング時は「録画とダビングが重なります」など、警告メッセージを表示してくれるので
それなりのフォローはあるのですが、ブルーレイ再生時はいきなり中断するなど、
フォロー仕切れてない場合もありまして・・・あー、もうこれ以上書くのはやめ(笑)
と言うわけで、今回は同時操作や2番組同時録画を改善してくれた山内さんのお話です。
まずは録画ストレスの解消です。
先ほど、録画1、2の差で生じるわかりにくさを語りましたが、開発スタッフでも
上の表の同時操作対応表を把握できてない人が多かったようですって、おい(笑)
開発者でも把握できないことを長い間放置するなー!!と突っ込みたかったのですが
ブルーレイレコーダー市場の価格競争は激しく、コスト削減の関係で、なかなか手が
出せなかったようです。
録画1、2のストレス解決策は明白で、エンコーダーを2つ積めばOKだったのですが
コストの問題がずっとあったんでしょうね。だって、今回のモデルでも開発初期段階では
録画1、2問題の対応は見送られたそうですから(汗)
見送りを決めた責任者出てこい!!と言いたくなりましたが(笑)、録画チームは
影でこっそり開発を継続していたようです。
上位モデルのみとか折衷案もあったようですが、何とか全モデルに搭載出来たとか。
これは開発側の意地ですね。
まだ使ってないので、何とも言えないですが、この同時録画改善が、今回のモデルの
最大のウリの1つだと思うんですよね。同時録画を改善したおかげで
・マルチタスクが大幅改善。ユーザーがストレスフリーに各機能を使える
・一発録画予約が出来るようになった
・録画出来る時間が増えた(同時録画時)
・ブルーレイをいつでも見たりダビングできる
など、言葉にするとあっけないのですが、たぶん、使うと非常にありがたい恩恵を受けると
思うんですよね。だいたい、ユーザーがしたいことが普通に出来ないって異常ですからね(汗)
しかし、商売でやってるから仕方ないことですが、コスト問題って根深いですね。
ブルーレイレコーダーに映画や宣伝をプリインストールして、広告収入とかで
賄えないですかね?(笑)
◆スマートフォンWEBアプリ Chan-Toru
次はビジョンアーツ社の長坂さんからのお話。
ブルーレイレコーダーからちょっと離れますが、以前書いたXperiaでリモート録画が出来る
WEBアプリの開発担当の方だそうです。しかも自分のエントリーも見ていただいたそうで
感激です!
さらに最近使いまくりのペタマップのパノラマップも担当されてるとかで、いやいや
自分が最近ものすごく恩恵を受けてる方とお会いできるなんて!!!
会えるだけでなく、直接意見を言えるところがもう夢のようで(笑)
意見を言えるだけじゃなくて、ちゃんと僕らのブログでの意見を見てもらえてることが
確認できる・・・ここで勝手に自分は絆を作ってしまうのですが(笑)
めちゃくちゃフレンドリーになって仲良くしたいとかではないですが、こういう絆を感じられるのも
みんぽすセミナーの良さの1つですね(笑)
さて、Chan-Toruですが、今までも携帯でリモート予約が出来たのですが、スマートフォンに
なって、もっと高度なことが出来て、しっかりとした録画ライフのお手伝いが出来るのが
このスマートフォンChan-Toru。
詳しくはこちらを→http://kozy06.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09-1
今までは録画予約だけだったのですが、すでに録画した番組をリモート削除したり
最近の番組に関する録画情報やつぶやきまで見れたり、手伝いだけでなく
コンテンツを楽しむ情報まで見れるのが楽しいですね。
その後は実演デモ。自分はXperiaでしか使ったことがないのですが、PCでの実演。
ブラウザはCromeに対応しているようなのですが、なかなか快適に動いてました。
自分は反応速度の検証まではしなかったのですが、ネット経由でここまで反応が素早いとは
つゆ知らず。リモコン顔負けかも知れません。
ちなみにChan-Toruですが、スマートフォンを持っている若手エンジニアの意見から
開発が始まったようです。スマートフォンでコレが出来たら便利だよね?というユーザー目線で
始まった活動で、このままユーザー目線で開発を続けたいとのことです。
うん、これって大切ですよね。
開発を続けると、どうしても壁が立ちはだかり、たまに開発者事情で断念しないと
いけないことも出てきてしまいますが、そこはユーザー目線に立ち戻って、開発を
頑張って欲しいモノです。
とにかく小さく産み出して、大きく育てたいとのことなので期待してます!
今のソニーってこういう連携が大事だと思いますので。昔から、ちょっとした連携は
やっていても、すぐ止めてしまったり、苦い思い出がありますので(笑)
さらに近々アップデートもあるということで、またブログでレポートしたいなと思ってます。
って、もうアップデートされてるじゃないですか!また後ほど。
◆業界最薄
今度はシステム担当の辰巳さんからのお話。
しかし、撮影不可の話になるので、画像はありません(汗)
今回のモデルは業界の最薄シングルチューナーで49.5mmを実現。
ダブルチューナーで56mm。これも業界最薄。
奥行きより最薄を目指したようです。シャーシを共通化するためもあり。
さらにドライブの配置を横にずらして、最薄を目指したようです。
X90は中央にドライブがありますが、新モデルはすべてドライブが左に移動しています。
薄くするための処置ですが、電源スイッチは必ず右端なので、ドライブがそっちに移動すると
イジェクトボタンと間違えて、電源スイッチを押してしまうのでは?と反対意見が多かった。
でも、リモコンで電源オン、オフする人がほとんどなので、本体の電源ボタンを押す人って
ほとんどいないと思ったり・・・イジェクトボタンだけ押しやすくて、目立てばいいのかな?
あ、イジェクトボタンもリモコンからか・・・
BDXL対応のため、ドライブは薄型化はあまり期待できなかった。
HDDは2.5インチを使うとかSSDを使うなどでもっと薄くできるとか。
SSDになったら、もっと高速になるんですかね?
ちなみにファンをカスタムで作っている。
回転数を増やすより、風量を稼ぐためにファンの奥行きを増やしている。
基板の構成も熱対策に気を使っているようです。
というわけでセミナーはこれでお終い。Chan-Toruの話まで聞けたのは予想外で
棚ぼたでしたね(笑)
それより、ソニーのブルーレイレコーダーの欠点であった2番組同時録画と
マルチタスクが大きく改善されて嬉しい限り。これにより、新しい使い方が
出来るか未知数ですが、とにかく便利になったのは間違いない。
ここまで来て、次の進化ポイントがどうなるか早くも気になるところです。
従来機種にはなかった全く新しい機能はとくにありませんからね。
とはいえ、何か新しい機能が欲しいかというと・・・何も思いつかなくて(笑)
さて、長くなりましたが、次回はQ&Aのレポートをお届けしたいと思います。
Cellを積まないのか?などユーザーが気になる質問が出されたので
次回にまとめてレポートしたいと思います。
次回に続く・・・
引き続き、開発担当者からのお話です。
今回は、新BDレコーダーの最大の改善点の1つであるマルチタスクに
関してです。
◆同時操作の課題
BDZ-X90を使っていて、もっとも問題だと思ったのが、同時操作です。
まぁ、まずはこの表をご覧ください。
↓
ソニーのブルーレイレコーダーを使ったことがない人が見たら、何の表か
まったくわからないと思いますが(汗)
まず、2番組同時録画ができるのですが、それがまた一癖二癖ありまして(汗)
録画1、録画2と別れてまして・・・
・録画1 録画の画質を変更して録画できる。自動チャプターが付けられる。
・録画2 録画の画質変更ができない。自動チャプターが6分間隔に固定。
というわけで、2番組同時録画と言いつつ、録画2で録画した場合は、かなりの
機能制限を受けることになるんです。
さらに・・・この録画中に出来ることがまた制限があって、上の表のようになるんです。
録画していると、ブルーレイが再生できない、早見再生が出来ない、動画編集ができない、
ブルーレイへのダビングが出来ないなどなどなどなどなど(笑)。
だから、ブルーレイを見ていて、録画が始まると、いきなりブルーレイの映像が
フェードアウトして、録画予定の番組が写るんです。慣れないときは、何事!?
ブルーレイレコーダーの電源が落ちたか?と焦りました(笑)
ダビング時は「録画とダビングが重なります」など、警告メッセージを表示してくれるので
それなりのフォローはあるのですが、ブルーレイ再生時はいきなり中断するなど、
フォロー仕切れてない場合もありまして・・・あー、もうこれ以上書くのはやめ(笑)
と言うわけで、今回は同時操作や2番組同時録画を改善してくれた山内さんのお話です。
まずは録画ストレスの解消です。
先ほど、録画1、2の差で生じるわかりにくさを語りましたが、開発スタッフでも
上の表の同時操作対応表を把握できてない人が多かったようですって、おい(笑)
開発者でも把握できないことを長い間放置するなー!!と突っ込みたかったのですが
ブルーレイレコーダー市場の価格競争は激しく、コスト削減の関係で、なかなか手が
出せなかったようです。
録画1、2のストレス解決策は明白で、エンコーダーを2つ積めばOKだったのですが
コストの問題がずっとあったんでしょうね。だって、今回のモデルでも開発初期段階では
録画1、2問題の対応は見送られたそうですから(汗)
見送りを決めた責任者出てこい!!と言いたくなりましたが(笑)、録画チームは
影でこっそり開発を継続していたようです。
上位モデルのみとか折衷案もあったようですが、何とか全モデルに搭載出来たとか。
これは開発側の意地ですね。
まだ使ってないので、何とも言えないですが、この同時録画改善が、今回のモデルの
最大のウリの1つだと思うんですよね。同時録画を改善したおかげで
・マルチタスクが大幅改善。ユーザーがストレスフリーに各機能を使える
・一発録画予約が出来るようになった
・録画出来る時間が増えた(同時録画時)
・ブルーレイをいつでも見たりダビングできる
など、言葉にするとあっけないのですが、たぶん、使うと非常にありがたい恩恵を受けると
思うんですよね。だいたい、ユーザーがしたいことが普通に出来ないって異常ですからね(汗)
しかし、商売でやってるから仕方ないことですが、コスト問題って根深いですね。
ブルーレイレコーダーに映画や宣伝をプリインストールして、広告収入とかで
賄えないですかね?(笑)
◆スマートフォンWEBアプリ Chan-Toru
次はビジョンアーツ社の長坂さんからのお話。
ブルーレイレコーダーからちょっと離れますが、以前書いたXperiaでリモート録画が出来る
WEBアプリの開発担当の方だそうです。しかも自分のエントリーも見ていただいたそうで
感激です!
さらに最近使いまくりのペタマップのパノラマップも担当されてるとかで、いやいや
自分が最近ものすごく恩恵を受けてる方とお会いできるなんて!!!
会えるだけでなく、直接意見を言えるところがもう夢のようで(笑)
意見を言えるだけじゃなくて、ちゃんと僕らのブログでの意見を見てもらえてることが
確認できる・・・ここで勝手に自分は絆を作ってしまうのですが(笑)
めちゃくちゃフレンドリーになって仲良くしたいとかではないですが、こういう絆を感じられるのも
みんぽすセミナーの良さの1つですね(笑)
さて、Chan-Toruですが、今までも携帯でリモート予約が出来たのですが、スマートフォンに
なって、もっと高度なことが出来て、しっかりとした録画ライフのお手伝いが出来るのが
このスマートフォンChan-Toru。
詳しくはこちらを→http://kozy06.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09-1
今までは録画予約だけだったのですが、すでに録画した番組をリモート削除したり
最近の番組に関する録画情報やつぶやきまで見れたり、手伝いだけでなく
コンテンツを楽しむ情報まで見れるのが楽しいですね。
その後は実演デモ。自分はXperiaでしか使ったことがないのですが、PCでの実演。
ブラウザはCromeに対応しているようなのですが、なかなか快適に動いてました。
自分は反応速度の検証まではしなかったのですが、ネット経由でここまで反応が素早いとは
つゆ知らず。リモコン顔負けかも知れません。
ちなみにChan-Toruですが、スマートフォンを持っている若手エンジニアの意見から
開発が始まったようです。スマートフォンでコレが出来たら便利だよね?というユーザー目線で
始まった活動で、このままユーザー目線で開発を続けたいとのことです。
うん、これって大切ですよね。
開発を続けると、どうしても壁が立ちはだかり、たまに開発者事情で断念しないと
いけないことも出てきてしまいますが、そこはユーザー目線に立ち戻って、開発を
頑張って欲しいモノです。
とにかく小さく産み出して、大きく育てたいとのことなので期待してます!
今のソニーってこういう連携が大事だと思いますので。昔から、ちょっとした連携は
やっていても、すぐ止めてしまったり、苦い思い出がありますので(笑)
さらに近々アップデートもあるということで、またブログでレポートしたいなと思ってます。
って、もうアップデートされてるじゃないですか!また後ほど。
◆業界最薄
今度はシステム担当の辰巳さんからのお話。
しかし、撮影不可の話になるので、画像はありません(汗)
今回のモデルは業界の最薄シングルチューナーで49.5mmを実現。
ダブルチューナーで56mm。これも業界最薄。
奥行きより最薄を目指したようです。シャーシを共通化するためもあり。
さらにドライブの配置を横にずらして、最薄を目指したようです。
X90は中央にドライブがありますが、新モデルはすべてドライブが左に移動しています。
薄くするための処置ですが、電源スイッチは必ず右端なので、ドライブがそっちに移動すると
イジェクトボタンと間違えて、電源スイッチを押してしまうのでは?と反対意見が多かった。
でも、リモコンで電源オン、オフする人がほとんどなので、本体の電源ボタンを押す人って
ほとんどいないと思ったり・・・イジェクトボタンだけ押しやすくて、目立てばいいのかな?
あ、イジェクトボタンもリモコンからか・・・
BDXL対応のため、ドライブは薄型化はあまり期待できなかった。
HDDは2.5インチを使うとかSSDを使うなどでもっと薄くできるとか。
SSDになったら、もっと高速になるんですかね?
ちなみにファンをカスタムで作っている。
回転数を増やすより、風量を稼ぐためにファンの奥行きを増やしている。
基板の構成も熱対策に気を使っているようです。
というわけでセミナーはこれでお終い。Chan-Toruの話まで聞けたのは予想外で
棚ぼたでしたね(笑)
それより、ソニーのブルーレイレコーダーの欠点であった2番組同時録画と
マルチタスクが大きく改善されて嬉しい限り。これにより、新しい使い方が
出来るか未知数ですが、とにかく便利になったのは間違いない。
ここまで来て、次の進化ポイントがどうなるか早くも気になるところです。
従来機種にはなかった全く新しい機能はとくにありませんからね。
とはいえ、何か新しい機能が欲しいかというと・・・何も思いつかなくて(笑)
さて、長くなりましたが、次回はQ&Aのレポートをお届けしたいと思います。
Cellを積まないのか?などユーザーが気になる質問が出されたので
次回にまとめてレポートしたいと思います。
次回に続く・・・
このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら。
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)
2010-09-24 18:04
nice!(9)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0