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Wii「THE LAST STORY」ファーストインプレ [ゲーム]

あのFFの産みの親として有名な坂口博信氏がディレクターを勤めた
Wii「THE LAST STORY」を5時間ほどプレイしてみたので、いつもの
ファーストインプレでも。
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自分は坂口さんが独立してからのタイトルとは、あまり縁がなく
プレイしたのはDS「ASH」ぐらいしかないのですが、それも序盤で
放置状態で・・・(汗)

坂口さん独立のタイトルに初めて本格的に遊んだのが「THE LAST STORY」と
いうことになります。


◆「THE LAST STORY」って、どんなゲーム?

さて、「THE LAST STORY」はどんなゲームかと言いますと、アクションRPGです。
指先のテクニックや、反射神経が要らないアクション性が低いゲームです。

マップを移動して、敵と遭遇したらバトルして、敵を倒しつつシナリオを進めていく感じで
モンハンのようにクエストを受けて進めるタイプではなく、1本道のRPGです。

マップは1本道で、自由度は低いのですが、途中で町が出てきたり、フリー操作がある
街のようなマップもあるので、不自由な印象は低いと思います。
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バトルはコマンド式ではなく、主人公を操作して攻撃するアクションになります。
攻撃はマニュアルかオートを切り替え出来るので、アクションが苦手な人でも大丈夫?
バトルは、アクションでもいかに状況を素早く判断して行動を起こすか、が重要なので
似たゲームが他にはないアクションゲームになってると思います。
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反射神経が必要ない点では、アクション性が低く、難易度は低いと思いますが
状況を把握するのが、ちょっと難しかったりするので、たま~にゲームオーバーには
なります(笑)

とはいえ、チュートリアルも数多く入ってるので、アクションゲームが苦手な人でも
大丈夫だと思います・・・たぶん。


◆シチュエーションが楽しめるバトルがイイ

個人的に気に入ってるのがバトルです。
今までのRPGのバトルって、バトルの前後にイベントが入るけど、バトル自体は
敵のHPの差異があるぐらいで、どのバトルも似たような感じじゃなかったですか?

「THE LAST STORY」はシナリオのシチュエーションが楽しめるバトルになっています。

映画では良くあるシーンですが、たとえば、「裏に回って敵の意表を突け」とか
「敵をこっちに誘い出して、まず見張りを倒すぞ!」とか、そういったシチュエーションを
バトルで楽しめます。
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今まではバトルと、シナリオを表現するイベントって、切り離されていたと思うのですが
このようにバトルにシナリオが融合して、さらにバトルの攻略にもつながるので
臨場感があって、感情移入度がアップし、バトルへのモチベーションが上がるんですよね。

「誰でもクリア」を目指してるのか親切設計なので、バトル前に指示が多く、やらされてる感を
感じる人もいるかも知れませんが、指示通りに行動するかは自由ですし、
従来のRPGのようにたんたんと作業的にバトルをするのとは違うので
作戦に参加している感がわくわくしますね。

バトルシステムも、地形を壊す、敵をおびき寄せる、地形に隠れる、仲間に指示を出すといった
新しい要素がてんこ盛りなので、覚える事が多いのですが、チュートリアルが丁寧なので
すんなり覚えられると思います。
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FFのようなイベントやストーリーが好きな人も
ゲーム性重視のコアユーザーもどっちも満足できるのが、このシチュエーションバトルかも
しれません。


◆ギャザリングだけじゃない

CMでギャザリングのことがピックアップされているので、このゲームはギャザリングが
すべてのような印象を受けますが、そうではありません。
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ギャザリングを軸とした豊富な遊びが、「THE LAST STORY」のバトルを戦略的に
楽しめるようにしています。

まず、ギャザリングですが、敵を引きつける以外にも、仲間を復活させられるなどの
効果もあり、味方への特殊効果もあります。

でも、敵への効果がやはり豊富で、敵を引きつけて、ある場所まで誘導する遊びは
書きましたが、敵を誘導中に柱の陰に隠れると、敵は主人公を見失ってキョロキョロし
隙が出来ます。このときに奇襲攻撃を仕掛けて、ほぼ一撃で敵を倒せて爽快です!
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すべて書くときりがないのですが、ギャザリングには敵に対する効果だけでなく
味方への効果もあり、さらに防御面、攻撃面での活用もできます。

ボス敵になると、ギャザリングをうまく使わないとダメージを与える事が出来ない敵も。

シチュエーションを楽しむだけでなく、バトル中にギャザリングなど豊富な戦術があるので
状況や敵によって、様々な攻略が楽しめるんです。大げさにいうとユーザー毎に
戦略が変化するほど、遊びの幅が広いかも知れません。

従来のRPGのバトルより、遊びの懐の深さも「THE LAST STORY」の魅力かなと思います。


◆イベントに関して

イベントに関してですが、坂口さんだけあって、FFと同レベルの
イベント量で、なおかつイベント挿入タイミングもFFレベルで
とにかくイベントが多くて、こまめに発生します。

あと、登場人物もやっぱりFFっぽさもありますし、植松さんの
曲も流れるので、FFの雰囲気は強いですね。
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しかし、FFのイベントと比較すると
 ・覚えにくい長い地名や人物名がない
 ・訳のわからん専門用語がない

ということで、お話の内容も至ってシンプルなので理解しやすく、イベントを見て
苦痛にはなりません。他にもイベント時に操作しないと進行しない場面も
あり、ずっと見ているだけのイベントではありません。
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イベントの量も多いのですが、それ以上にバトル時間のほうが長いので
操作している時間のほうが長いので、イベント嫌いの人もギリギリ耐えられるか?
しかし、お話の内容が良いかどうかは別問題です(笑)

イベントに限った話ではないのですが、どうしても見た目が弱いです。
去年末にエコポイントで、大型ハイビジョンテレビが普及したと思うのですが
そんな状況にWiiのSD画質は、かなりキツい(汗)

さらにモーションがあまりカッコ良くないんですね(汗)
歩いたり、攻撃のモーションが、いまいち・・・
特にフェイシャル(表情とか口パク)に関してはFF10以下(汗)

ただ、それでも良いなと思える点は、いくつかあります。

まずは、仲間がほぼフルボイスでしゃべりまくりな点。
バトル中にもかけ声とかでなく、普通に会話するので、冒険している感が
アップし、さらに敵の攻略ヒントもボイスで指示するので、臨場感あって
親切な気もします。

あとは、次に進むべきルートの誘導です。
このゲームは柱の陰に隠れたり、しゃがんで隠れたりするのですが
そのモーションを活かして、仲間達が次に進むべきルートの
扉や入り口に集まります。
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他のRPGだと、立ちっぱで緊張感の欠片もないですが
このように柱に隠れるモーションだと、緊張感がありますよね。
さらに行き先もわかって親切。

というわけで、ストーリーのスケールはやや小さめながら
わかりやすく、退屈しない仕掛けもあり、工夫されています。
見た目にはWiiだから期待しないでって、感じです。


◆まとめ

坂口さんということで、良い意味でも悪い意味でも色眼鏡で見られそうですが
実際は、新しい事にチャレンジしたという点で評価されるべきと思ってます。

RPGで、ここまで遊びの幅があり、ユーザーごとの戦略が楽しめ
さらにシナリオのシチュエーションも再現されていて、繰り返しますが
ゲーム性とストーリーの融合し、アクション好きな人も、ターン性RPGが好きな人も
取り込める高い完成度を誇るゲームだと思います。

バトルに関しては、仲間の人数がMAX6人で、敵も10体以上出ることもあり
状況把握が難しいことや、表示オーバーや、裏読みの時に処理落ちする事が
意外とあり、難点もいくつかありますけどね。
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Wiiというのが最大のアレですが(汗)

ストーリーやキャラクターに魅力を感じる従来のFFファンにもオススメできますし
純粋に任天堂の良質なアクションゲームが好きな人にもオススメできます。
特に既存のゲームや続編モノに飽きた人にはぜひ触ってもらいたいです。

ぜひ、新しいアクションRPGを1人でも多くの人に体験して欲しいなと感じる
「THE LAST STORY」でした。

あ、これ、3DSでも遊んでみたいです(笑)


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コメント 2

しょういち

なるほどー!

トータル的にかなりプレイしてみたいゲームだと感じました。
柱に隠れるモーションが凄く良さそうです。早速買ってみます!
(まだプレイする時間はないけどw。)
by しょういち (2011-02-24 07:55) 

kozy

◆しょういちさんへ

実は、ダンジョンでデパートが出てくるのですが、万○きが出来るんです。
敵に追いかけられますが、匍匐前進で交わす事が出来ます(笑)
by kozy (2011-02-25 02:02) 

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