映画「ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル」

現在、期間限定で公開されているガンダム THE ORIGINを見てきましたので軽く感想でも。

自分はファーストガンダムしか見たことなく、しかもそれすらも内容を忘れかけてるぐらいで熱狂的なファンというわけではありません。ただ、もうすぐ最終回を迎えるガンダム　Gのレコンギスタは知り合いが多く関わっているので録画してはいるんですが10話ぐらいしか見てません。


そんな自分がなぜ映画館にまで足を運んでガンダム THE ORIGINを見に行ったかと言いますと、ファーストガンダムの前の話ということで、これなら自分も知っているキャラがたくさん登場して、話の内容についていけるのではないかと思い見に行ったわけです。


前情報は多少聞いていたのですが、これがもう想像以上にハイクオリティーの出来映えで、非常に楽しめました！！
通常のテレビ版と違って劇場版だとここまでクオリティーをあげるのかと、ちょっと感動しました(笑)


まずは冒頭の戦闘シーン。ここだけはファーストガンダムより過去の話ではなくシャアザクが登場して、３倍早い赤い彗星の有名な戦闘シーンとなるのですが、これがもう超絶かっこいい(笑)


まず、モビルスーツの描き込みがリアル。ザクにはテレビ版では確認できなかったマーキングやスジなどが入っていて各パーツが非常に精細で、量産型ザクってこんなにリアルでかっこよかったっけ？って思えるほど。そんなリアルなザクがものすごいスピードで動いて巨大な戦艦を次々と落として、まさしくこれがシャアの戦い！やっぱりシャアって強い！！って感激するほどの疾走感。さりげなく小型機に踵落としっぽい蹴りをいれるとかテクニカルな小技を使うところも地味にいい(笑)

とにかく冒頭で想像以上のシャアとガンダムの世界にのめり込みます(笑)
自分は手先が不器用ですがシャアザクのプラモデルを買いたいと思ってしまいましたよ(笑)




その後はシャアとセーラさんの子供の時代の話になり、モビルスーツは登場せず、政治的なお話になるのですがやはりファーストガンダムに出てきたキャラが若くなって登場。戦闘シーンはないですが、知ってるキャラが続々と出てくるので飽きることなく見ることができました。ガンダムってモビルスーツだけでなく、キャラも魅力的なんだなって再認識。


ただ、一点不満をあげると、シャアの子供の頃の声優がクリリンだったこと(笑)。クリリンが声変わりしてシャアの渋い声になるか？とかいろいろしょーもない突っ込みを入れたくなりましたが(笑)。青い瞳のクリリンと心の中で繰り返してました(笑)


でも、最後に子供とはいえシャアはシャアであることを証明するような戦闘シーンがあるのですが、これがまたとてもよくて。冒頭はいかにもアニメならではの非現実的なかっこいいシーンだったのに対して、こっちはリアルで重厚な戦いっぷり。ガンタンクが出ている時点で非現実的ではあるのですが、モビルスーツというより、重戦車で、ガンタンクの動きがとても重みがあり、また敵兵が焦ってまともにガンタンクを操縦できないなど、心情もリアルに表現されていて、冒頭とは違った迫力を味わえて、これまた大満足。最後を飾るに相応しい戦いを見せてもらいました。

みんなが期待している戦いとキャラによるヒューマンドラマが十分に楽しめる素晴らしいガンダムになっていると思いました。続編は今年の秋に公開予定とのことで非常に楽しみです。満月を数えて待ちたいと思います(笑)