FF7REMAKE体験版レビュー

2020年3月2日、いきなりFF7REMAKE体験版が配信されました。体験版の存在は去年末にリークされてたので待ち遠しかったです。というわけでプレイしましたので軽くレビューでも。

ちなみに3月2日は延期前の発売日の前日。体験版のリリース日はずらさなかったんですね。延期の理由はほぼほぼバグが取れなかったのではないかと予想します。あのギリギリのタイミングで延期を決断すると言うことはそれ相応の損害が出るのを覚悟してとなるので、目をつぶることができないバグだったのかな？と思います。

FFXVのバグの印象がとても悪かったので、その影響もあるかと思います。でも、今時パッチで直せばいいじゃん？と思われるかもしれませんが、ここまでの大作となると、未だにネット環境がなくパッチをダウンロードできない人も考慮しないといけないと聞いたことがあります。さらに発売日パッチはバグ修正のみでは許可されないようで、ちゃんと機能追加やバージョンアップの内容があればソニーが許すとか。

前置きが長くなりましたが・・・去年の東京ゲームショウですでにFF7REMAKEはプレイ済みなので、今回の体験版もTGS版と遊べる範囲が被ってるだろうなと思っていたのですが、ビンゴでした。TGS版は魔晄炉の最深部からスタートして、ガードスコーピオンを倒したら終了でした。今回の体験版はTGS版の前後が追加され、FF7REMAKEがどんな感じになっているのかを体験するに十分な内容になっているかと思います。

TGS版はここからスタートしてた気がします。

原作のFF7をプレイした人もすでに細かい内容は忘れているかと思いますが、今回の体験版を触ってみて想像以上にリメイクされていると感じたのではないでしょうか？

話の大筋は同じでも、イベントやボイスは大量に追加されていて原作ではあまり台詞が多くなくキャラ性が立ってなかったアバランチのメンバーも大量に台詞が追加され、脇役の性格もしっかり描かれ、キャラクターの描写はさすがだなと思いました。単なるキャラ性だけでなく、ゲームのヒント会話も世界観を壊すことなくうまく混ぜているところもなかなかいいですね。

バレットがしゃべりすぎで、こんなユーモラスなやつだったっけ？とも感じますが。でも、当時もこういうキャラにしたかったんだろうなと思います。クラウドとのやりとりも楽しいので、個人的にはアリですかね。

大きく変わったのはイベントだけでなく、バトルの変化っぷりにも衝撃を受けた人も多かったのでは？アクションに変わったのは知っていたとしても実際に触ってみたら、予想以上に難しい、忙しいと感じたのではないでしょうか？ATBゲージが貯まると発動できるコマンド技選択時はスローになって、どのコマンドを出すかじっくり考えられますが、基本技、ガード、回避がリアルタイムアクションになっていて、ここが難しいと感じるポイントかと思います。さらに仲間のHP管理もしないといけないのでクラウドとバレット2人しかメンバーがいないのに、回復したり指示したり、忙しい。

ちなみにコマンド技はショートカットに登録でき、時間を止めずに発動することができます。

ガードスコーピオンに関しては、ガードするべき技、回避でよけられる技が存在し、きちんと対応しないとダメージを受けるのはもちろん、先ほどのコマンド技やポーション使用、魔法詠唱もタイミングや場所を考慮しないと潰されてしまう場合があります。モンハンの薬飲むときは安全なときにしないと中断されるのと同じですね。海外ではこういったリアルタイムのアクション性が受け入れられますが、日本だともしかしたら苦手で困るという方が多いかもしれません。

よくプレイヤーの超必殺技は時間が止まって演出が入り、必ず技が決まってダメージが入る、そんなRPGが多いですが、海外の人にとって、これはアンフェアで好まれてないようです。FFXIIIではフォーメーション変更演出が入りますが、この時、時間が止まってなくダメージを受けてしまいます。FFシリーズは海外も当然ターゲットにしているので、海外に好まれるリアルタイムの仕様が入ってしまうようですね。αやXperiaも海外で先行発表されるのも海外マーケットを意識した結果だと思うので同じですね(笑)

アクションに関しては敵の攻撃の対応を覚えて、むやみにコマンド技を使わずにちゃんとタイミングを計って使えば、問題ないような気がします。ただし、ATBが貯まったらもったいぶらずに早めにコマンド技を使ったほうがDPSが稼げるかと思います。

ちなみにCLASSICモードで遊んでみたのですが・・・移動、戦う、ガード、回避がオートで行われ、コマンドだけ実行すればいいようになっています。しかも、オートで動いていてもいつでも操作を行うこともできるハイブリッド仕様。難易度はイージーになってしまうのですが、ノーマルだと雑魚敵も少し堅い印象があり、イージーの方が気持ちよくコマンド技で倒せるので、爽快感はイージーの方があるかもしれません。ただし、ボス戦など弱点を自動でターゲットすることはなかったので、攻略性はCLASSICモードでも残されているようです。

アクション以外に少し気になったのはカメラです。バトルは多少立体要素があり、高いところに配置されている敵などがいるのですが、バレットでターゲットしたときに、カメラ外になり、敵の姿はカメラに収まってないけど攻撃できてしまうとか、フィールドもバトル中もキャラクターとカメラの距離が近く、見通しが少し悪いです。コンフィグでカメラ距離を変えられるのですが・・・

これがデフォルト

これが最大引き離し。

画像でも差があまり感じられないかと思うので、カメラ距離をもう少し離せるようにして欲しいですね。ターゲットした敵は必ずカメラ内にも納めて欲しいですね。


とうわけで全体的に想像以上のリメイク感で満足ではありますが、期待が高まるとともにこれはさすがに完成に時間掛かると誰もが不安になるかと思います(笑)。PS5で完結できるのかな？(汗)。とにかく少しでも気なっている方はぜひ体験版を触ってみてください！