リングフィットアドベンチャー

今でも品薄が続いているリングフィットアドベンチャー。発売日に購入し、アドベンチャーモードをクリアしましたので軽くレビューでも。

遙か昔にWiiフィットというゲームが出て、バランスボードという専用コントローラというか体重計に乗ってヨガができるゲームが出ていて、当時かなり新鮮で楽しく遊んだのを覚えているのですが、ゲームと言うよりヨガシミュレーターとなっていて、意外と早く飽きてしまった記憶があります。

今回はその点の反省も踏まえて、まずゲームになっていて、さらに先が気になり毎日遊ぶモチベーションも維持すべくアドベンチャーRPGモードを搭載し、単に筋トレゲームで終わらないように工夫が施されています。さらにコントローラも、以前のように少し大きめの専用コントローラは不要で、洗濯も可能でジョイコンを取り付けるだけの軽くて小さめのリングコンとなり、ハード面でも改良がされています。外部コントローラにジョイコンをドッキングというのがニンテンドースイッチの本領発揮で初めて見たときは、感心してしまいました。PS4やXboxだとコントローラを合体とかできませんもんね。ま、合体させる必要もないのですが(笑)

合体ギミックはすでに段ボールを組み立てるNintendo Laboがあって、ボクはVRを買ったのですが・・・。VRはVRではなく、360度見回せるだけで、VRにはほど遠く・・・ただ、ゲームの完成度はさすが任天堂。VRバズーカを買ったのですが、バズーカを撃った感触と操作が良くできていて、バズーカを動かして狙い撃つ操作性とゲーム性がマッチしていてとても楽しかったです。

ただ、夏場で汗をかいた場合とか湿気とかで段ボールがくさくなったり、痛んだりするのでは？とメンテナンス面で心配でした。さらにNintendo Laboは数回に分けてソフトが発売されましたが、今後継続はしない一発モノかなって。Wiiフィットのコントローラも邪魔でしたが・・・今回のリングフィットアドベンチャーもやはり一発モノで、リングコンが邪魔になる（バランスボードより軽くて小さいけど）日が来るのか・・・このフィットネス系はソニーもマイクロソフトも真似してこないコンテンツとなっているのでアップデートで続けてもらったらなと思います。


さて、リングフィットアドベンチャーは、リングコンとレッグバンドを使って脚にもジョイコンをつけて筋トレするゲームです。RPGのようなアドベンチャーモードやミニゲームモード、筋トレのみを行うトレーニングモード、さらにはスイッチの電源も入れずにリングコンだけ使って筋トレするながらモードなど、いろいろなモードに分かれています。ボクはゲーム感覚で遊びたかったので、アドベンチャーモードでしかプレイしてません。

詳細は動画を見てもらった方が早いです(笑)


アドベンチャーモードとは、相棒の「リング」と一緒に冒険して、ラスボスを倒すRPGモードです。

敵と戦う
↓
報酬もらう（経験値とかお金とか）
↓
強化する（レベルアップしてステータス強化やスキル取得とか新しい装備を買うとか）
↓
新たな強敵と戦う

といった往年のRPGサイクルがこのアドベンチャーモードで採用されていて、ちゃんとRPGのゲーム性が楽しめるところが楽しいです。リングコンを使って筋トレをすると、それを「リング」がエネルギーに変換し、敵にダメージを与えて、敵と戦うと言った流れです。腕立てやスクワットが、ファイヤ、ブリザド、ケアルといった技に変換されるといった感じです。従来なら、コマンドを選択してボタンを押すと発動できた技が、今回は腹筋とか筋トレしないと発動できない・・・真のヴァーチャルリアリティーになるわけです(違う)

このように筋トレ（スキル）を選択して攻撃します。筋トレはスクワットとかおなじみのものから、ヨガ系もあったりで、腕、腹筋、脚、ヨガの4種類の筋トレに分かれて、これがまた属性にもなります。

RPGでは炎、氷、雷とか属性があったりしますよね。それと同じです。レベルアップすると徐々に使える筋トレの数が増えていき、どれを使うかセットアップしてバトルに挑みます。

筋トレ技を使うと再度使用可能になるまでクールタイムが入ります。なので、楽な技ばかり連続して使用できないわけです。

これはヨガ技の「舟のポーズ」。5体の敵に攻撃できる範囲技で強力ですが、このポーズは無理！(笑)。まともにできない唯一の技です(笑)。苦手な筋トレ、楽な筋トレなど様々。

また筋トレの技は攻撃範囲が設定されていて、単体技、3体攻撃、5体攻撃など範囲が設定されています。まさにサンダー、サンダラ、サンダガの違いですね(笑)。これをうまく使い分けて敵と戦うのですが、ここで通常のゲームと大きく異なる注意点があります。筋トレ技は、ゲーム中の敵にダメージを与えるだけでなく、現実世界のプレイヤー、自分自身にもリアルダメージを与えます(笑)。そのダメージは時に筋肉痛として残ることもしばしば(笑)。

ゲーム内のプレイヤーにはHPが設定され、これが0になるとゲームオーバーになってしまうのですが、HPを回復する筋トレも用意されているのですが、現実世界のプレイヤーのHPは回復することなく減ります(笑)。今までは、ホーリー強いけどMP消費するよね、とかそれだけで終わってしまってましたが、このゲームでは強い技を使うには、本当にMPとかいろいろ代償として消費されることを痛感するわけです(笑)。この技は強いけど、筋トレもきついから、そんなに乱用できない・・・とヒーローが超必殺技を最後にしか使えない理由を身にしみてわかるわけで、主人公になりきって遊べるわけです(笑)

ただ、処理負荷を設定でき、筋トレがきついなと思ったら負荷を軽くすることで、筋トレの必要回数が減ります。自分にあった運動負荷でプレイできるのでこの点は親切かと思います。

自分は最初のストレッチの段階で汗をかく状態でしたが、気がつくと運動負荷もあげて、体重も2kgほど痩せて、お腹周りも大分痩せたように見えます。ただ、筋肉がバリバリついたかというとそういうわけではないです(笑)。ほとんど運動してない状態より、かなりましになったかなという感じです。

以前はジムで水泳をやっていたのですが、週2から3回と不規則で、鍛えられる箇所も固定されます。しかし、リングフィットアドベンチャーなら自宅でほぼ毎日できますし、いろいろな技を使うので、いろいろな筋肉が鍛えられるのが、自主トレとかと比較するといいところかと思います。

しかも実際にゲームをプレイする時間は15分前後と短め。プレイ時間がその時間になると、そろそろ休憩しませんか？と中断をゲーム側から催促してくるので。15分だとめちゃ楽やん？運動になるの？と思われますが、しっかり汗をかいています(笑)。

というわけで、健康面にもかなり配慮されたゲームシステムとなっています。ゲーム的にもシステム的にも毎日遊べるように配慮されている点がポイント高いと思います。

ちょっと残念なのはRPGでは武器と防具を入手するのが、かなり楽しかったりしますが、このゲームでは防具を買うことができるのですが、シャツとパンツとシューズなんですよね・・・攻撃力や防具が上がったり、特殊効果がある装備があるので、買う必要は感じるのですが、着替えても代わり映えがせず嬉しくないんですよね・・・ここで剣とか盾とかできてファンタジー寄りにすると、筋トレ感から離れてしまうので難しいですが・・・

体動かさないといけないなぁとわかってはいても、なかなか忙しくてできないのが現実です。ゲーム好きでRPG好きな人には特にオススメです。といっても品薄で入手できないようなので推しにくいのですが、これを機にスイッチ本体と同時購入してもいいぐらいオススメで他のゲーム機では体験できないゲームだと思いますので、ぜひオススメしたいです。