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VAIO Z ファーストインプレ [VAIO]

2021年2月18日、新しいVAIO Zが発表されました。銀座で早速展示が始まっていたので見てきました。
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最近のVAIOといえば、仕事用に特化されたノートPCがほとんどで、以前のようなとんがったVAIOを待たれる声が多くなっていたので今回のVAIO Zはその声に応じるかのように登場した感じですね。VAIO Zはもう出ないのか?と心配されましたが、VAIO ZにふさわしいハイスペックなPCが作れるタイミングでしか作られないプレミアムモデルなので、常時ラインナップされるモデルではないようです。ボクも過去に何度かVAIO Zを買っているので買うかどうかは別として気になってしまうので銀座に足を運んだ次第です。


◆外観

VAIO Zの外観です。ボクが使っているVAIO SX14とサイズ感はほぼ同じ。デザインも似ていますが、フルカーボンボディに角が削られている特徴的なデザインがあり、一目でSXシリーズとの差がわかります。
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カーボンは触り心地はマットで天板だろうがパームレストだろうが触っても指紋が残りません。ボクが使っているVAIO SX14は勝色限定モデルで色味は最高にかっこいいのですが、パームレストに指紋とか触った跡が残ってしまう欠点があり、VAIO Zのカーボンは今まで見たことがないほど、汚れが目立たないのがかなりうらやましい。ただ、マットな見た目は地味なため色味的の楽しさがないのがちょっと残念。しかし、カーボンならではの高級感は半端ないです。

さらに手に持った感じですが、SX14と比較すると軽くなっております。SX14も全然軽い部類ですが、持ったときにちょっとした重さを感じるのですが、VAIO Zはすっと持てる軽さでファンが2つも入っているとは思えません。

そして180度開けるディスプレイ。
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便利かもしれないけど、実際これを使うシチュエーションはあるか?と疑問に思いつつ。その前にSX14はなぜ180度ディスプレイを開けないか調べてみたところ、底辺に滑り止めゴムが付いていて、これさえ取れば180度展開できそうです。


◆端子とか電源ボタンとか

ただSX14から削られている要素も多くUSB端子がタイプCのみになり2つに減っています。
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さらにLAN端子やディスプレイ出力端子もHDMI以外はごそっとなくなっていて、SDカードスロットまで削除されてしまっています。正直不要なディスプレイ端子はやっとなくなったかと思うのですが、SDカードスロットがなくなったのは痛い。しかし、世の中でSDカード使うのって今はカメラぐらいですかね?普通に考えたらSDカードスロットも世間的な使用率は低そうです。

従来は専用アダプター端子がありましたが、VAIO ZではUSB Cによる電源供給になり、VAIO専用端子がなくなりました。これは素晴らしいですね。今後のSXシリーズでも端子系は整理して欲しいところ。
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電源ボタンは指紋認証付きとなり、今までは指紋センサーが独立してましたが、電源ボタンと合体しました。その代わり電源ボタンが大きくなりわかりやすくはなりましたが、SXシリーズの細長い電源ボタンのほうがかっこよかったかな?

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フロントカメラですが手動でレンズを隠せるスライドカバーが付いていて、なんで今更こんなアナログ的なカバーをつけるのか理解できなかったのですが、先日弁護士がzoomで猫の姿に変化してしまい元に戻れなかったとかそんな珍事件が発生してましたが、そういったトラブルを抑えるために手動で手っ取り早くレンズを隠せるようにしたとか。今時の対応だったわけですね・・・



◆キーボードとマウスパッド

SX14と同じサイズなのにパームレストはより広くなってマウスパッドもとても大きくなりました。
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しかし、もっともそれより大きな変更点はキーボードでしょうか?ぱっと見デザイン的な変更点はありませんがキーストローク1.2mmから1.5mmと深みが加わりました。SX14ではキーボードをたたいた感覚はペチペチと浅い感じで打鍵感が薄いと嫌がる人もいました。しかし、VAIO Zのキーストロークは深くなっておりしっかりとした打鍵感を得ることが出来るようになりました。もっとも多く使用するボタンであるのでこの改善はとても大きいかと思います。たった0.3mmの差ですが、ここまで変わるのかと驚きます。

またキーボードの中央に丸いくぼみがあり、指がなじみやすい構造になっているようです。


◆ドッキングステーション

USB端子やディスプレイ端子を補うドッキングステーションも展示されてました。LAN端子やHDMI、USB C、USB A端子があります。
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◆過去最強のVAIO Zか?

1kgという薄型軽量のノートPCに第11世代Coreプロセッサ「H35」を搭載し、Thunderbolt4対応のUSB C端子も付いているので外部GPUボックスを接続すれば本格的な3Dゲームまでプレイできてしまう。ビジネス用途メインの現行VAIOですが、これでホビーユースにも耐えられるようになり、帰宅したら外部グラボをつなげてゲーミングPC、外出先では動画編集も可能なハイスペックノートPCといった具合に様々にニーズに応えるVAIOになったかなと思います。

しかし、このVAIO Z、ここまで高性能で全面カーボンとくると予想通りお高い値段になっていて、ほどよく高性能、ほどよいお値段のSXシリーズを期待してしまうのでした。SXシリーズの欠点であるディスプレイ品質も改善して欲しいですね。

約6年ぶりに登場したVAIO Z。このお祭りに乗りたい気持ちはあるのですが、今使ってる愛機SX14は購入してからまだ2年も経ってません。折角の限定記念モデル勝色をもうしばらくは使おうかと思います。外出先で動画編集、持ち歩きたいゲーミングPCをお望みの方はVAIO Zオススメです。


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