Tweet
ファミコン探偵倶楽部 クリアレビュー [ゲーム]
ファミコン倶楽部 「消えた後継者」「うしろに立つ少女」をクリアしましたので軽くレビューでも。ネタバレはありません。
◆ファミコン探偵倶楽部とは
33年前にファミコンのディスクシステムで発売されたゲームです。まずはPart1の「消えた後継者」の前編、後編が発売され、Part2「うしろに立つ少女」前編、後編が発売されました。ディスク2枚で当時としては大容量のゲームだったのでしょう。「うしろに立つ少女」だけスーファミでリメイクされましたが、2度目のリメイクとなりますが、「消えた後継者」は初のリメイクとなります。
このたびアドベンチャーゲームというか「シュタインズゲート」など科学アドベンチャーゲームで有名な「MAGES」の企画、開発によりファミコン探偵倶楽部が復活となりました。これは期待せずにはいられません。
◆どんなゲーム?
ファミコン探偵倶楽部はコマンド選択式テキストアドベンチャーゲームです。
「聞く」「見る・調べる」などのコマンドを駆使して、情報や証拠品を集め、事件を解決します。
RPGのように戦闘などはなく、テキストをひたすら読み進めていく感じになります。フルアニメーションでフルボイスになってますので、シナリオを読むのに退屈することはないかと思います。
コマンドを選択するだけなので、気楽にまったりプレイできるのは良いかもしれません。ゲームオーバーとかもないので、詰まって先に進めないということもなく、ほぼほぼ誰にでもクリアできるゲームかと思います。
◆任天堂、異色の名作
任天堂と言えばアクションゲームの印象が強いと思いますが、このファミコン探偵倶楽部はシナリオの完成度がとても高く、個人的には10本の指には入る名作です。ファミコンだと今ではドラクエの生みの親として有名な堀井雄二の「ポートピア連続殺人事件」「オホーツクに消ゆ」といった名作アドベンチャーゲームがありますが、これを意識して制作されたと思われますが、ファミコンにしては絵も綺麗で、ちょっとだけアニメーションしたり、映像的にも頑張っており、BGMもスリリングで、どれをとっても素晴らしい完成度でした。
今回のリメイクは原作の良さを壊すことはなくシナリオに関しては余分なアレンジはなく原作に忠実で、台詞などは調整されていますが、原作ファンの方も満足いくシナリオになっているかと思います。もう一度この名作が遊べることになるだけでとても感謝したいです。
さらにはBGMはいつでもファミコン版に切り替えられるようになっていたり、フォントも昔っぽくドットが強調された感じに変更できるようになっていたり超豪華な声優陣のボイスも当然ファミコン版にはなかったので、ボイスをピコピコにSEに切り替える贅沢な仕様も入っています。
とにかく原作への愛はすさまじいです。
◆豪華な声優陣
シン・エヴァンゲリオンを見終わって、エヴァロスな方もまだいるかもしれませんが、そんな方に朗報です。碇シンジはその後、異世界に転生してファミコン探偵倶楽部の主人公になっていたのです。転生のショックで記憶を失ってゲームをスタートします。
というのは冗談ですが、「消えた後継者」「うしろに立つ少女」は話的にはつながっており、主人公も一緒です。声優は緒方恵美さんで、もうシンジそのものです(笑)。ゲーム中に自由にシンジの声が聞けると思うと嬉しいですよね?(笑)。迫真の演技が聞けるだけでなく、笑える台詞などもあり、技と不正解のコマンドを選択して、すべてのボイスを聞いてみたくなってしまいます。
さらに推理するシーンがあるのですが、もうこれは完全に狙ったポーズで(笑)
台詞に関してもこんなお遊びもあり、異世界転生説も捨てたもんじゃありません(笑)
緒方恵美さんだけでなく他にも豪華な声優が揃っていて、しかも演技が半端じゃありません。
天地役の杉田智和はもともとこのゲームのファンで以前からリメイクの要望を出していて、さらにラジオなどで天地のメッセージに声をあてたようで、念願叶っての出演となっています。
◆最後に
最後に注意点というか問題点にも触れたいと思います。コマンド選択式となると、正解を選べばいいので、選択肢をすべて試せば正解にたどり着きます。後半になるとどれが正解かわかりにくいことがあり、結局選択肢を片っ端から試すという作業になってしまうことがありました。これはこの手のゲームの共通の問題点といった感じでしょうか。
次に販売形式です。ゲームジャンルがマイナーなのでさほど売上本数は見込めないと思います。その対策なのか、パッケージ版だと2本まとめての豪華版しかなく、1万を超えてしまう価格設定となっています。ダウンロー版は豪華版がないので、分割して購入することが出来ます。スイッチだと未だにパッケージ版購入比率が高いので、「消えた後継者」だけ購入したいという人が困ることになります。
またダウンロード版もやらしい価格設定になっています。「消えた後継者」「うしろに立つ少女」とも各4378円と安めの設定になっています。しかし、ダウンロード版にはセット売りがないのでニンテンドーオンライン特典のカタログチケットで購入できないわけです。2本パックで8000円ぐらいにして、カタログチケットで5000円で購入できれば良かったのですが・・・
ま、文句はここまでにして、ストーリーのつながりについて。「消えた後継者」はPart1、「うしろに立つ少女」はPart2として販売されましたが時系列としては「うしろに立つ少女」が先でその後に「消えた後継者」につながります。どっちから遊んでも問題ないのですが、時系列順にプレイした方が話を綺麗に理解することが出来ます。
ただし・・・「うしろに立つ少女」を最後にプレイすることをお勧めします。すでに原作をプレイ済みでしたらどっちから遊んでもって感じですが。
あと、ホラー系が本当に苦手な人は注意です。
というわけで、テキストアドベンチャーゲームすら遊んだことがない人が多いと思いますので、これを機に名作に触れてみて欲しいです。
◆ファミコン探偵倶楽部とは
33年前にファミコンのディスクシステムで発売されたゲームです。まずはPart1の「消えた後継者」の前編、後編が発売され、Part2「うしろに立つ少女」前編、後編が発売されました。ディスク2枚で当時としては大容量のゲームだったのでしょう。「うしろに立つ少女」だけスーファミでリメイクされましたが、2度目のリメイクとなりますが、「消えた後継者」は初のリメイクとなります。
このたびアドベンチャーゲームというか「シュタインズゲート」など科学アドベンチャーゲームで有名な「MAGES」の企画、開発によりファミコン探偵倶楽部が復活となりました。これは期待せずにはいられません。
◆どんなゲーム?
ファミコン探偵倶楽部はコマンド選択式テキストアドベンチャーゲームです。
「聞く」「見る・調べる」などのコマンドを駆使して、情報や証拠品を集め、事件を解決します。
RPGのように戦闘などはなく、テキストをひたすら読み進めていく感じになります。フルアニメーションでフルボイスになってますので、シナリオを読むのに退屈することはないかと思います。
コマンドを選択するだけなので、気楽にまったりプレイできるのは良いかもしれません。ゲームオーバーとかもないので、詰まって先に進めないということもなく、ほぼほぼ誰にでもクリアできるゲームかと思います。
◆任天堂、異色の名作
任天堂と言えばアクションゲームの印象が強いと思いますが、このファミコン探偵倶楽部はシナリオの完成度がとても高く、個人的には10本の指には入る名作です。ファミコンだと今ではドラクエの生みの親として有名な堀井雄二の「ポートピア連続殺人事件」「オホーツクに消ゆ」といった名作アドベンチャーゲームがありますが、これを意識して制作されたと思われますが、ファミコンにしては絵も綺麗で、ちょっとだけアニメーションしたり、映像的にも頑張っており、BGMもスリリングで、どれをとっても素晴らしい完成度でした。
今回のリメイクは原作の良さを壊すことはなくシナリオに関しては余分なアレンジはなく原作に忠実で、台詞などは調整されていますが、原作ファンの方も満足いくシナリオになっているかと思います。もう一度この名作が遊べることになるだけでとても感謝したいです。
さらにはBGMはいつでもファミコン版に切り替えられるようになっていたり、フォントも昔っぽくドットが強調された感じに変更できるようになっていたり超豪華な声優陣のボイスも当然ファミコン版にはなかったので、ボイスをピコピコにSEに切り替える贅沢な仕様も入っています。
とにかく原作への愛はすさまじいです。
◆豪華な声優陣
シン・エヴァンゲリオンを見終わって、エヴァロスな方もまだいるかもしれませんが、そんな方に朗報です。碇シンジはその後、異世界に転生してファミコン探偵倶楽部の主人公になっていたのです。転生のショックで記憶を失ってゲームをスタートします。
というのは冗談ですが、「消えた後継者」「うしろに立つ少女」は話的にはつながっており、主人公も一緒です。声優は緒方恵美さんで、もうシンジそのものです(笑)。ゲーム中に自由にシンジの声が聞けると思うと嬉しいですよね?(笑)。迫真の演技が聞けるだけでなく、笑える台詞などもあり、技と不正解のコマンドを選択して、すべてのボイスを聞いてみたくなってしまいます。
さらに推理するシーンがあるのですが、もうこれは完全に狙ったポーズで(笑)
台詞に関してもこんなお遊びもあり、異世界転生説も捨てたもんじゃありません(笑)
緒方恵美さんだけでなく他にも豪華な声優が揃っていて、しかも演技が半端じゃありません。
天地役の杉田智和はもともとこのゲームのファンで以前からリメイクの要望を出していて、さらにラジオなどで天地のメッセージに声をあてたようで、念願叶っての出演となっています。
◆最後に
最後に注意点というか問題点にも触れたいと思います。コマンド選択式となると、正解を選べばいいので、選択肢をすべて試せば正解にたどり着きます。後半になるとどれが正解かわかりにくいことがあり、結局選択肢を片っ端から試すという作業になってしまうことがありました。これはこの手のゲームの共通の問題点といった感じでしょうか。
次に販売形式です。ゲームジャンルがマイナーなのでさほど売上本数は見込めないと思います。その対策なのか、パッケージ版だと2本まとめての豪華版しかなく、1万を超えてしまう価格設定となっています。ダウンロー版は豪華版がないので、分割して購入することが出来ます。スイッチだと未だにパッケージ版購入比率が高いので、「消えた後継者」だけ購入したいという人が困ることになります。
またダウンロード版もやらしい価格設定になっています。「消えた後継者」「うしろに立つ少女」とも各4378円と安めの設定になっています。しかし、ダウンロード版にはセット売りがないのでニンテンドーオンライン特典のカタログチケットで購入できないわけです。2本パックで8000円ぐらいにして、カタログチケットで5000円で購入できれば良かったのですが・・・
ま、文句はここまでにして、ストーリーのつながりについて。「消えた後継者」はPart1、「うしろに立つ少女」はPart2として販売されましたが時系列としては「うしろに立つ少女」が先でその後に「消えた後継者」につながります。どっちから遊んでも問題ないのですが、時系列順にプレイした方が話を綺麗に理解することが出来ます。
ただし・・・「うしろに立つ少女」を最後にプレイすることをお勧めします。すでに原作をプレイ済みでしたらどっちから遊んでもって感じですが。
あと、ホラー系が本当に苦手な人は注意です。
というわけで、テキストアドベンチャーゲームすら遊んだことがない人が多いと思いますので、これを機に名作に触れてみて欲しいです。
コメント 0