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宇宙一遅いWF-1000XM3レビュー [Sony]

発売から約2年、来週には新モデルが発表されるであろうWF-1000XM3のレビューをしてなかったので宇宙一遅い使用感レビューでも。
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◆概要

2019年7月13日に発売された左右独立型完全ワイヤレスヘッドホン「WF-1000XM3」となります。それまでのワイヤレスヘッドホンは、左か右片方のヘッドホンが音の信号を受信してもう片方のヘッドホンに音の信号を送ってました。このため、音の遅延などが発生してました。
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WF-1000XM3は左右のヘッドホンが独立して音の信号を受信することで遅延を減らしています。2年前としては独立型は珍しかったですが、今時のワイヤレスヘッドホンは左右独立型が普通になっているかと思われます。

また外音をマイクで取り込んでノイズキャンセルを行う方式も当時としては珍しく強力な物でしたが、これも今では数社が行うようになりました。なので、当時としては新しい機能てんこ盛りでデザインも素晴らしく大ヒットして、量販店でも売り切れが続き、今でも利用している人を街中でよく見かけるほどです。Air podsと並んでワイヤレスヘッドホンの普及に貢献したモデルだと思っています。


◆外見

今となっては少し大きめの外見となってますが、このデザイン、ソニーらしいクールなデザインでとても気に入ってます。それまでワイヤレスヘッドホンから遠ざかってましたが、一目惚れして購入してしまったほど、このデザインは気に入ってます。
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金の穴は外音取り込み用のマイクになっていて高級感がありますね。質感も高く未来的なかっこいいデザインはソニーならではと思ってしまいます。

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充電器はちょっと大きめで縦型に自立できないのが不便とよく指摘されました。ただ、とても便利な充電器で、約3回ほどヘッドホンをフル充電可能な大容量バッテリーで、さらにNFCが着いていてここにNFC対応のスマホなどをタッチするだけでペアリングできるようになっています。

充電するときもマグネットでかちっと固定されるのが気持ちよく、音楽を聴くときも充電するときも使用感は満足したものになるかと思われます。

ただし、この蓋の金色の部分が非常に繊細でちょっとしたことで傷が付いてしまい、とてもショックでした(笑)。ケースなのに裸で持ち歩けない繊細さはちょっと不満でした。
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◆使用感

ワイヤレスヘッドホンなので、とても便利でスマートに使うことが出来ます。
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この丸い部分はタッチセンサーになっていて、さらに左右で機能を振り分けることができ、左のタッチセンサーは再生とストップを切り替えることができ、右のセンサーはタップすると音量をアップ、長押しすると音量を下げることが出来るようになっていて、接続しているスマホをいじることなくボリューム調整が出来るようになっています。さらにヘッドホンを耳から外すだけで音楽再生を止めることが出来て、充電器にヘッドホンを刺すだけで電源オフにできるなど、使い勝手はかなり良いです。

あと、耳から落ちないか?走ると落としそうと不安に感じる人がいるようですがとてもしっかり耳にハマるので、2年間使用して耳から落ちることは1度もありませんでした。イヤーピースもサイズが3種類付属されていて、付け替えが簡単にできます。
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◆遅延と途切れ

ワイヤレスヘッドホンで気になるのが遅延と電波の途切れかと思います。まず遅延ですが、動画アプリに関してはワイヤレスヘッドホンの対応がされているのか遅延を気にすることなく視聴することが可能です。ゲームに関しては音の遅延が発生しますので音ゲーなど遅延が許されないゲームに関しては不向きかと思います。しかし、コマンドRPGなどは許容範囲かと思われます。

次に電波の途切れに関してですが、これだけは環境やつなげる機種によって左右されます。たとえば人が集まる改札などは電波の影響を受け途切れやすい場所があります。

またウォークマンだと途切れないけどXPERIAだと途切れるといった機種による差もあります。その場合、音質を優先するか接続を優先するか設定を変更できます。接続優先にすると驚くほど途切れにくくなるので、気になる方は接続優先で使用されることをお勧めします。どちらにせよ、Bluetoothが途切れる、途切れない問題は接続先による影響が大きいと感じました。


◆音質

高級な有線ヘッドホンにかなうことはないですが、それでもかなりな高音質を実現できていると思います。DSEE HXというハイレゾ級の高音質にアップスケーリングする機能があり、これが効果てきめんで音の解像感があがりくっきりした音質になります。高音域、中音域に関してはかなり強いと感じますが低域がそれに比べるとちょっと弱いと思うことがあります。

イコライザ機能があるのである程度カバーすることが出来ますが、ものすごく低域が弱いわけではないので許容できる範囲かとは思います。
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あとは多彩なノイズキャンセリングを使うことによって音楽体験を向上することが出来ます。外音取り込みによりノイズキャンセリングを行うことで余分なノイズを低減することで音の聞こえやすさが向上し、音楽により没頭することが出来ます。ただし、あくまで低減なので完全な無音状態になることはありません。

あと、歩いているか、座っているか聞いている人の状態を検知して外音取り込みやノイズキャンセルの設定を自動的に変える機能があるのですが、設定変更時に一瞬音楽が途切れるのでちょっとイラっときます。ので使ってません(笑)。
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このように音自体の設定と環境に関する設定で、音楽を聴くという体験を引き上げることが可能なのですがLDAC未対応といった点が残念なところですかね。



◆まとめ

音質に絶対的なこだわりがあるのなら有線ヘッドホンですが、普段の使い勝手を考慮する、あるいは外で音楽を聴くことが多いならならワイヤレスヘッドホンをお勧めします。世界は一変して、マスク生活となりましたが、マスクをつけるときにヘッドホンの取り外し・・・これは圧倒的にワイヤレスヘッドホンが楽ですよね。そもそもテレワークで外に出る機会が減ってますがそれでもマスクしてヘッドホンをつけて・・・となると、少ない機会でも取り回しが楽なワイヤレスヘッドホンを使いたくなります。

ヘッドホンだけで再生、停止、音量をコントロールできる利便性は未来感あってかっこいいですし、トータル的な音楽体験を考慮したヘッドホン選びってのもありかと思います。

ちなみにWF-1000XM3の欠点といえば・・・
・LDAC未対応
・防水機能がない
・本体がわりと大きめ
・充電ケースはさらに大きめ

といった点が挙げられますが、WF-1000XM4ではこの欠点はすべて解消されています(笑)。
特にLDAC対応は嬉しいので買い換えるか悩ましいです・・・




nice!(4)  コメント(2) 
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K

おじゃまします
サスガ宇宙イチ遅いレビュー、詳細なものをありがとうございます。4が出る前のおさらいも出来て^^;?良かったかと^^♪。

by K (2021-06-07 21:29) 

kozy

◆Kさんへ
何気にA9Gやα7RIVのレビューもまだなので、宇宙一遅いシリーズは今後も続きます?(笑)
by kozy (2021-06-07 23:33) 

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