しぶんぎ座流星群

2022年1月3日の深夜、しぶんぎ座流星群がピークを迎えるということで撮影に行ってきました。

年末に知り合いの方から行ってみない？と誘われたので、せっかくの休みだし、車も出してもらえるということで、行ってみた次第です。撮影場所は神奈川県秦野にあるヤビツ峠。そこに菜の花台展望台があり、ロケットみたいなSFチックなデザインで、なかなか絵になりそうで期待してしまいます。

23時半に迎えにきてもらい、1時過ぎには現地に到着。場所も駐車場も広くはないと聞いていましたが、車がぎっしり止まっています。流星を見にきた人が多いのでしょうか？既に撮影ポイントも埋まってそうで少し不安に。流星のピークは3〜4時からということで時間的にはまだ早いのですが、展望台周辺がどのくらい混んでるか？撮影ポイントを見定めるなどの目的で、展望台のある方へ向かってみました。

辺りは真っ暗で注意しながら進むと・・・ベンチの上にシュラフに入って寝転んで見ている人、展望台に登ってみている人、床に寝転がってシュラフに入ってみている人など、さまざまでした。一昨年も堂平展望台に行きましたが、そこではさすがに横になっている人はいなく、間違って踏んでしまわないよう注意しながら進みます（笑）。ここで、あることに気が付きます。人はそこそこいるのに我々のように撮影している人、三脚で場所取りしている人がいない・・・そんな馬鹿な。今日は雲もなく、風もなくて意外と暖かい。月もないので絶好の撮影チャンスのはずなのに。撮影スポットとしてはマニアックな場所なのでしょうか？

それはそれでラッキーではあるのですが、いくつか問題がありました。ここは峠だからかわかりませんが、賑やかな音を立てて荒っぽく走るヤンチャな方がいて、たまに漆黒に轟くエンジン音が落ち着きません（汗）。さらに峠の道を車が走ると、展望台に光が当たってしまい光害が発生します。ただでさえ眼下に秦野の街があり、その光害の影響も出ているのに。

あとはスマホのライトで周囲を照らしたり、大声で話したり、タバコを吸ってしまう人がいたりと、展望台周りもちょいヤンチャな感じになっております。

ま、その辺のヤンチャは我慢するとしても街の光害がやや影響あるのか堂平展望台より、やや明るめな感じ。何回か撮影ポイントを変えたりして、撮影の設定も調整してとりあえず撮影開始。


やはりこの展望台を入れて撮影しました。最初、なかなか肉眼で流星を見ることができなかったのですが、画像を見ると流星の撮影に成功してたので、たまに場所を変えたりして撮影開始。

3時前後になると肉眼でも流星を複数確認できるようになりました。オリオン座や北斗七星など星座もバッチリ見えて、展望台の上に北斗七星が来るように撮影したりしました。

場所を変えて展望台から離れ、より夜空を映るような場所から撮影。

ここはとても狭いので、あまり撮影スポットを変更できないというか。離れても木が邪魔になったり、道で人が寝転んでいたり、あとはやはり街の光害がアングルによっては影響が多少出て、ちょい難易度高め。しかし、4時過ぎると、やはりピークなのか流星を見る頻度が上がります。これはそれなりに撮れているかもしれないと思いつつ、5時になったので帰途につきました。

そして撮影した画像を見ると小粒ながらも結構流星が撮れていました。複数同時に写ってる画像なのですが、わかります？あまりにも線が細く、本当に流星なのか少し自信なかったり。

色々な意味でやや賑やかな展望台でしたが、流星も撮れまくりましたし、風もなくずっと外にいれるぐらいでしたので、かなり楽しめたかなと思います。なんと言っても自力ではいけない場所で撮影できたのが助かりました。本当にありがとうございました。また別の場所で天の川でも挑戦できたら嬉しいです！