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Rの帰還 α7RV体験レポート [Sony]

ついに発表されたα7RVをソニーストア銀座で早速触ってきましたので軽くレビューでも。
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現在、ソニーストア銀座では11月24日まで予約制の体験会を行っており、予約しないとα7RVが触れないようになっています。なので、触りたい人はまずは予約をした方がいいかと思います。ボクはα7RVの発表会が終わってすぐにソニーストア銀座のHPをチェックして予約を入れた次第です。ではまずは外観をチェック。

◆本体外観

α7IVとほぼ一緒です。
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モード切替ダイヤルにロックボタンがついているのがα7IVとの違いでしょうか。
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正直、このロックボタンは個人的には邪魔でRIVでは常にロック解除した状態で使ってました(笑)。


◆4軸マルチアングル液晶モニター

今回の最大の売りと言えば、このマルチアングルモニターでしょうか?α7RVの最大の特徴だと思っています。チルトとバリアングルの両方の開き方が可能になっています。チルトだとここまであげることができます。
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α99だともっとあげることができて、自撮りができたのですが今回はここまで。
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横向きにも開けることができて、バリアングル方式でも使用できます。
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この画像だとわかりにくいのですが、従来のバリアングルと違って手前に液晶を引き出せるのが特徴となっています。α1同様にα7RVもスチル特化カメラとしてチルトが採用されると思っていたので、このマルチアングルは驚きました。ユーザー間でもバリアングルとチルトで多少意見が分かれていたので、これで両方を納得させられる背面液晶がついたのではと思ってます。さらには今後のαシリーズはすべてこのマルチアングルが採用されるのでは?と思っています。このマルチアングルモニターは素晴らしいので今すぐにでもα7IVにもつけて欲しい・・・と言いたいところですが、すでにバリアングルに慣れてチルト不要の撮影を行ってますので、ボクはもうバリアングルで十分です(笑)。

あと、背面液晶のサイズ比較ですが、並べて比べると確かに3.2インチになって画面サイズが大きくなってますが比べないと大きくなったというのはわからないレベルです。

ちなみにパナソニックのGH6のマルチアングルと同じか?と思いGH6を見に行ってきたのですが・・・
20221030_190439.jpg

GH6もチルト可能ですが、奥に引き出すことができないので、使い勝手はα7RVのほうが良さげ。さらにGH6のモニタは分厚いですな。


◆本体の厚み比較

α7RIVとα7RVの本体厚みを比較してみました。
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α7RIVより本体の厚みも増して、背面液晶の部分も厚みを増してます。この辺はα7IVも似たような厚みなので、最初は少し気になるかと思いますが、すぐに慣れる厚みかと思います。



◆オートフォーカステスト

今回の目玉であるオートフォーカスに関してです。専用LSIを搭載したことで新次元のオートフォーカスに突入しました。従来の瞳AFが人、動物、鳥以外に飛行機、車、電車なども認識できるように拡張されましたが、それ以前に認識の早さと正確さはさすが専用LSIがついただけあって、ひと味違うなと感じました。α7IVでは鳥瞳AFでたまに認識が遅れる場合があるのですが、α7RVだと悩まず認識が早く、さらには今まで鳥の正面からは瞳認識できなかったのですが、α7RVは鳥の正面からも瞳認証できるようになりました。これはわかりにくいですがα7RVで瞳認識して撮影した画像です(笑)。Jpeg撮って出しです。
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従来は瞳と顔を認識してましたが、今回は顔、体の位置も認識してるので、例えばマスクしてたり、目が隠れたとしても瞳の位置を予測して認証することができ、これはすごいことになっています。
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現在はオートフォーカスしている人がいたとして、その人の前にたとえば別の人が通り過ぎたりすると、その別の人をオートフォーカスしてしまったりします。そういうのがなくなるってことですね。鳥だと枝の間を飛び回ってよく見失ってしまうことがあるのですが、この現象もなくなるのでしょうか?とにかくこのAFだけは実際に使ってみたいですね。

ついでに、犬と鳥を背中向きにしてテストしてみたのですが、犬の背中は認識したのですが、鳥の背中は認識しませんでした。鳥はまだまだ厳しい?
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ちなみに現在のα7IVでもAFは十分優秀なので困ってることはありませんかね。

さらにAFの認識テストを行ってみました。昆虫認識AFが追加されたのですが、昆虫ってどこまでが昆虫?と疑問に思ったのです。トンボや蝶々など足が6本あって、羽があってと昆虫の特色が出ているものは認識しやすいと思うのですが、尺取り虫とかはどうでしょうか?足もありませんし・・・で、この画像で試したのですが、さすがに認識されませんでした。
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きっと尺取り虫が嫌いなんでしょう。ボクもカメラで撮ることはないので問題なし(汗)。次に飛行機のテスト。まずは形態が特殊なステルス飛行機B-2で試してみましたが、認識できず。
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次はダライアスのシルバーホークのプラモデルでテスト。羽がたくさんついていて複雑な形ですがどうでしょうか?
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これは認識しました。どうやら飛行機は羽と胴体があれ飛行機と認識されるんでしょうか?ステルス飛行機は羽はわかりやすいですが、胴体は羽と同一化したようなデザインなので飛行機と認識できないのでしょうか。

最後に細かいことなのですが、α7RVだとトラッキングしたカーソルとフレキシブルスポットのカーソルが別々で表示できるようになってました。従来はトラッキングカーソルが表示されたらフレキシブルスポットのカーソルは非表示になっていた気がするのですが、これってα7IVでもできます?
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◆手ぶれ補正テスト

これもまたα7RVの目玉機能ですが、手ぶれ補正が5.5段から8段にパワーアップ。αシリーズはずっと手ぶれ補正がが進化せずに突っ込まれてましたが、今回やっとメスが入りました。というわけでα7RV+2470GM2でISO100で0.8秒で撮影した画像がこちら。
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α7IV+24105GでISO100で0.8秒で撮影した画像がこちら。
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α7IVと比較するとα7RVのほうが手ぶれは抑えられていますが・・・α7RVが手ぶれ0にはなってない・・・これは期待しすぎたでしょうか・・・ちょいとこれは正しい使い道がわかりませんね・・・一旦忘れてもいいかもしれません・・・


◆最後に。

というわけで短時間ですが触ってきて感じたことでも。まずαシリーズが長年手を入れてこなかった手ぶれ補正、3軸チルト、そして予想外だったLSI搭載によるAIオートフォーカスとRシリーズとしての貫禄を奪還したというか高画素以外の目玉機能が実装されたのがとてもうれしかった。α7R、α7RIII、α7RIVとRシリーズを3機種も使ってきたので、思い入れがありますが、どうしても高画素が嫌われて、人気がないイメージが。そしてα1が投入され、Rシリーズの存在価値は?あるけど、だいぶ存在感が薄くなったと思っていましたが、今回の予想以上のバージョンアップで、Rの存在価値が蘇った気がします。α7IVのほぼ完全上位互換で静止画、動画性能も両方いける機種になって良かったと思います。それでもα7RVはスチル特化という人がいるかもしれませんが、個人的には動画もしっかりいけるカメラになったと思います。
しかし、フィールドで使ってみないとわからないのですが、高感度性能だけが気になります。ボクは高感度と高画素と価格の点でα7IVに乗り換えた浮気野郎ですが・・・α7IVの高感度性能でRより撮影できるシチュエーションの幅が広がったと感じており、これは物理的な画素数の差なので、α7RVといえどそこは変わらん?と思っています。


とにかくオートフォーカスのすごさは体感できましたので、あとは高感度と手ぶれ補正の正しい使い方ですかね。α7RIIIやIVを使ってる方でまだRシリーズを使いたい方には間違いなくおすすめできるかと思います。高画素、高感度にお悩みの方は他のシリーズを検討しても良いかもですね。

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K

おじゃまします
さすがなレポート、ありがとうございます^^。私もちらっとだけ見てきましたが、6100万画素というところであんまり興味がわかないんですよね、、、^^;。まあ、今後の楽しみがまた増えたような感じがしていいとは思いますが^^。

by K (2022-10-31 23:10) 

kozy

◆Kさんへ

RIVは6000万画素のみがウリといった感じでしたが、今回はAFやマルチアングルモニターなどが搭載されて、ネット上では結構反響あるようです。Rシリーズで最も盛り上がりを感じてますが、私もパスします(笑)。
by kozy (2022-11-01 02:33) 

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