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タクティクスオウガ リボーン ファーストインプレッション [ゲーム]
タクティクスオウガ リボーンを購入してChapter3の中盤までプレイしましたのでファーストインプレでも。
◆タクティクスオウガとは?
1995年にスーファミで発売されたシミュレーションRPGとなります。すでにファイアーエンブレムという大先輩がいながらも、立体地形のマップになってユニットの位置関係でダメージが変化したり、より戦略性が増したSLGになりました。以降に登場する多くのSLGに影響を与えた超名作と言っても過言ではないと思います。が、20年以上前のゲームとなりますので、レトロゲームなんですよね。
10年前にPSPでタクティクスオウガ運命の輪としてリメイクされ、今回はそのリメイクのマイナーチェンジ版となります。
このPSP版を買ったのですが、当時あまりプレイできなくて、ほとんど遊んでなく、今回もパスしようかと思ったのですが、今回こそ歴史的名作に挑戦すべきと思い、発売日に買ってしまいました。
ドラクエ、FFのようなRPGと比較すると、操作する仲間が10人以上いてバトルや育成の時間や手間がかかってしまいますが、あれこれ考えながらじっくり戦略を立てて楽しむのが好きな人には超絶おすすめできる名作となります。
◆リメイク内容
10年前の運命の輪をベースにゲームバランス調整、イベントフルボイス化、バフカードなどの新規要素追加、一部の仕様をスーファミ原作仕様に戻すなどなど、原作者の松野氏が本腰入れて調整したリメイクとなっています。
グラフィックに関してはおそらくPSP版をそのまま流用だと思われるので、拡大表示がされ、少しジャギが気になる人がいるかもしれませんが、逆にレトロゲーム感もあるのと、ドット絵でもよくできているので、大画面で遊んでもドットの美しさを感じられるかと思います。
フルボイスに関しては、豪華声優陣を起用しているだけでなく熱のこもった演技がとても素晴らしいので、ドット絵の演技となりますが、シナリオに没入できること間違いなし。
音楽に関しては一部の曲が生のオーケストラ演奏に置き換えられているようで、シナリオの状況にあった緊張感あふれる素晴らしい楽曲が揃っています。原作もアレンジも崎元氏が担当しており、ファイナルファンタジータクティクスやFF12の音楽も担当されており、FFナンバリングを担当できるほどの実力の持ち主で一度は聞いてほしい素晴らしいサウンドとなっとります。曲に関しては最新のゲームでこれを超えるものがあるのか?と思えるほど素晴らしいです。
◆シナリオが超絶酷い
このゲームで驚くべき点はシナリオかと思います。昔から絶賛されていて、松野さんのことだから、いいシナリオなんでしょうね、と気楽に思ってChapter1をクリアしたのですが・・・いや、これは酷い(汗)。20年以上前にスーファミという子供が遊ぶハードでこんなシナリオのゲームが発売されていたのか・・・任天堂はチェックせずに販売OKしたんだろうな(汗)。
そもそもChapter1のタイトルが「僕にその手を汚せというのか」となっていて
ゲームだし、ちょっと印象に残るハッタリかましたタイトルかと思ったら、いやいやいやいやいや・・・いやいやいやいやいや・・・ゲームといえ、こんなことどうして?(汗)。とまぁネタバレになるので言えないのですが、かなり衝撃的なので、濃厚なシナリオを楽しみたい人にはぜひプレイしてほしいですね。しかも重要な局面になるとこのように選択肢が表示されます。
選択によって、今後の流れが大きく変化することもあるようで。ただシナリオを読むだけでなく、大きな選択を迫られるので、本当に手に汗握ります(笑)。システムメセージでセーブデータ分けた方がいいよとか警告でるぐらいですからね(笑)。
選択によって仲間が変化するなど大きな変化がありますが、クリア後に選択肢からやり直せるようなので、まずは気にせず思いのままに選択して大丈夫かと思います。
◆バトルに関して
バトルはステージクリア制になっていて、ボスを倒す、敵を全滅するなど、ステージごとに設定されたクリア条件を満たすことが目標となります。
主人公のデニムが死んでしまうとゲームオーバーになるのですが、一般的なRPGと違って仲間が死亡すると蘇生はできるのですが、制限時間内に蘇生できなかったら復活できなくなり、ユニットを失ってしまうので注意が必要です。
3Dマップ上をユニットを指示して配置して戦うのが戦略性があって楽しいのですが、厳しめのゲームバランス、なおかつレベルキャップが設定されている、バフカードという新規要素が強すぎて、カード拾いゲームとなっているなど、ユーザー間で物議を醸しているようです。↓の画像で青いカードがいくつかあると思いますが、これがバフカード。
バフカードはランダム発生で、かなり頻繁に出現するのと、敵も拾って強化されてしまうので、確かに指摘されている点も頷けます。そこでバフカードのオン、オフ機能が要望されているのですが、松野氏によると、カードありきで調整しているので、オン、オフにすると全ステージ調整し直しで現実的ではないと返答されているようで、これがまた大きな反響を呼んでいるようです。ユーザーの反響が大きいと最近はそれに応えてパッチ対応するゲームが多い中、どうなるんですかね。ここまで反響があると松野さんとスクエニ間で対応策の協議も行われているような気もしますが・・・どうなることでしょうか。
ちなみにSTEAMの反応を見ると、賛否両論のゲームだとこのように表示されますが
タクティクスオウガリボーンはやや良好です。
海外勢には概ね好評って事で、日本だけが色々不満が多いんですかね。日本のレビューを読むとおすすめできないが目立つ気がします。
個人的にはChapter3の途中で、確かにバフカードを否定したい箇所には遭遇し、オフにしたい意見もわかるのですが・・・バフカードで強くなるのも楽しいのと、敵にそこまで拾われないので、オフ機能まではどうかと・・・ただカードの発生は確かに頻繁かと思いますが、今のところは楽しめております。
◆それでもバトルが楽しい
いろいろ言われてますが、バトルはやはり楽しいなと思います。武器、防具、魔法など装備を整える準備、ジョブを変えて編成を試したり、RPGならではのカスタマイズして強化する楽しさも良いですね。ユニット数が多いのでちょっと時間が掛かってしまうのですが。
合成ができるのですが、これはまとめて一括で合成できたりして便利だったりします。
しかも合成すると、ステータスがアップするだけなくアビリティーが追加され、かなり強化されるのが楽しかったりします。
あと、10人の仲間に指示出すのが面倒という方にはAIによる自動戦闘が可能になっています。
これは楽!と思ったのですが、AIだと余計な行動を取ったりデバフカードを平気な顔して取ってしまうので、ちょっと効率が悪いです。それでも優秀なAIではあるので、使えないことはないかと思います。
無駄な行動を抑えることで、ユニットのターンが回ってくるのが早くなるので、やはり自分で操作した方が効率良いので面倒でも操作した方が楽しいかと思います。
◆いまいちな点
しかし、イマイチだなと感じる点もあります。バグなのか故意にやってるのかわからないのですが、無限に金を稼ぐことが出来て、お金に困ることはありません。間違いなく設定ミスかと思うのですが・・・仲間がたくさんいるのでお金が掛かるので管理が重要になってくるのですが、これのせいでゲームサイクルの1つがぶっ壊れています。非常にもったいないのですが、もう利用者もたくさんいるのでパッチで直すのもどうかなと思えます。
まだ3章なのでこれから意見が変わるかもしれないのですが、思ったより簡単という印象です。敵ユニットのバランスが悪いというかクリア条件がよろしくないというか・・・。ほとんどのクリア条件が「リーダーを倒せ」なのですが・・・取り巻きの雑魚がたくさんいて、時間掛かりそうだと感じてしまうのですが、雑魚相手にすると大変なので、リーダーを先に倒すのがとても効率的で、下手すると雑魚を1体も倒さずにリーダーを倒せてしまいます(汗)。作戦勝ちという手応えもあるのですが、雑魚がいっぱい残っている中クリアと言われると実感がわかなかったり(汗)。敵を全滅せよというクリア条件ならだいぶ変わると思うのですが。でも、手応えが全くないわけではないので、負けるより勝った方が楽しいのでちょっと複雑な感じですね。
あとは何気なく進んだマップで突然バトルが発生してセーブできないタイミングとかがあるのがちょっと・・・この点はやはり昔のゲームかなと思えます。
ちょっと長くなりましたが、熱い意見が出るほど人を夢中にさせる良ゲームなのかもしれません。とはいえ難しいので多くの人にお勧めできるわけではないですが、歴史に残る名作には間違いないので、興味ある方はぜひ!
◆タクティクスオウガとは?
1995年にスーファミで発売されたシミュレーションRPGとなります。すでにファイアーエンブレムという大先輩がいながらも、立体地形のマップになってユニットの位置関係でダメージが変化したり、より戦略性が増したSLGになりました。以降に登場する多くのSLGに影響を与えた超名作と言っても過言ではないと思います。が、20年以上前のゲームとなりますので、レトロゲームなんですよね。
10年前にPSPでタクティクスオウガ運命の輪としてリメイクされ、今回はそのリメイクのマイナーチェンジ版となります。
このPSP版を買ったのですが、当時あまりプレイできなくて、ほとんど遊んでなく、今回もパスしようかと思ったのですが、今回こそ歴史的名作に挑戦すべきと思い、発売日に買ってしまいました。
ドラクエ、FFのようなRPGと比較すると、操作する仲間が10人以上いてバトルや育成の時間や手間がかかってしまいますが、あれこれ考えながらじっくり戦略を立てて楽しむのが好きな人には超絶おすすめできる名作となります。
◆リメイク内容
10年前の運命の輪をベースにゲームバランス調整、イベントフルボイス化、バフカードなどの新規要素追加、一部の仕様をスーファミ原作仕様に戻すなどなど、原作者の松野氏が本腰入れて調整したリメイクとなっています。
グラフィックに関してはおそらくPSP版をそのまま流用だと思われるので、拡大表示がされ、少しジャギが気になる人がいるかもしれませんが、逆にレトロゲーム感もあるのと、ドット絵でもよくできているので、大画面で遊んでもドットの美しさを感じられるかと思います。
フルボイスに関しては、豪華声優陣を起用しているだけでなく熱のこもった演技がとても素晴らしいので、ドット絵の演技となりますが、シナリオに没入できること間違いなし。
音楽に関しては一部の曲が生のオーケストラ演奏に置き換えられているようで、シナリオの状況にあった緊張感あふれる素晴らしい楽曲が揃っています。原作もアレンジも崎元氏が担当しており、ファイナルファンタジータクティクスやFF12の音楽も担当されており、FFナンバリングを担当できるほどの実力の持ち主で一度は聞いてほしい素晴らしいサウンドとなっとります。曲に関しては最新のゲームでこれを超えるものがあるのか?と思えるほど素晴らしいです。
◆シナリオが超絶酷い
このゲームで驚くべき点はシナリオかと思います。昔から絶賛されていて、松野さんのことだから、いいシナリオなんでしょうね、と気楽に思ってChapter1をクリアしたのですが・・・いや、これは酷い(汗)。20年以上前にスーファミという子供が遊ぶハードでこんなシナリオのゲームが発売されていたのか・・・任天堂はチェックせずに販売OKしたんだろうな(汗)。
そもそもChapter1のタイトルが「僕にその手を汚せというのか」となっていて
ゲームだし、ちょっと印象に残るハッタリかましたタイトルかと思ったら、いやいやいやいやいや・・・いやいやいやいやいや・・・ゲームといえ、こんなことどうして?(汗)。とまぁネタバレになるので言えないのですが、かなり衝撃的なので、濃厚なシナリオを楽しみたい人にはぜひプレイしてほしいですね。しかも重要な局面になるとこのように選択肢が表示されます。
選択によって、今後の流れが大きく変化することもあるようで。ただシナリオを読むだけでなく、大きな選択を迫られるので、本当に手に汗握ります(笑)。システムメセージでセーブデータ分けた方がいいよとか警告でるぐらいですからね(笑)。
選択によって仲間が変化するなど大きな変化がありますが、クリア後に選択肢からやり直せるようなので、まずは気にせず思いのままに選択して大丈夫かと思います。
◆バトルに関して
バトルはステージクリア制になっていて、ボスを倒す、敵を全滅するなど、ステージごとに設定されたクリア条件を満たすことが目標となります。
主人公のデニムが死んでしまうとゲームオーバーになるのですが、一般的なRPGと違って仲間が死亡すると蘇生はできるのですが、制限時間内に蘇生できなかったら復活できなくなり、ユニットを失ってしまうので注意が必要です。
3Dマップ上をユニットを指示して配置して戦うのが戦略性があって楽しいのですが、厳しめのゲームバランス、なおかつレベルキャップが設定されている、バフカードという新規要素が強すぎて、カード拾いゲームとなっているなど、ユーザー間で物議を醸しているようです。↓の画像で青いカードがいくつかあると思いますが、これがバフカード。
バフカードはランダム発生で、かなり頻繁に出現するのと、敵も拾って強化されてしまうので、確かに指摘されている点も頷けます。そこでバフカードのオン、オフ機能が要望されているのですが、松野氏によると、カードありきで調整しているので、オン、オフにすると全ステージ調整し直しで現実的ではないと返答されているようで、これがまた大きな反響を呼んでいるようです。ユーザーの反響が大きいと最近はそれに応えてパッチ対応するゲームが多い中、どうなるんですかね。ここまで反響があると松野さんとスクエニ間で対応策の協議も行われているような気もしますが・・・どうなることでしょうか。
ちなみにSTEAMの反応を見ると、賛否両論のゲームだとこのように表示されますが
タクティクスオウガリボーンはやや良好です。
海外勢には概ね好評って事で、日本だけが色々不満が多いんですかね。日本のレビューを読むとおすすめできないが目立つ気がします。
個人的にはChapter3の途中で、確かにバフカードを否定したい箇所には遭遇し、オフにしたい意見もわかるのですが・・・バフカードで強くなるのも楽しいのと、敵にそこまで拾われないので、オフ機能まではどうかと・・・ただカードの発生は確かに頻繁かと思いますが、今のところは楽しめております。
◆それでもバトルが楽しい
いろいろ言われてますが、バトルはやはり楽しいなと思います。武器、防具、魔法など装備を整える準備、ジョブを変えて編成を試したり、RPGならではのカスタマイズして強化する楽しさも良いですね。ユニット数が多いのでちょっと時間が掛かってしまうのですが。
合成ができるのですが、これはまとめて一括で合成できたりして便利だったりします。
しかも合成すると、ステータスがアップするだけなくアビリティーが追加され、かなり強化されるのが楽しかったりします。
あと、10人の仲間に指示出すのが面倒という方にはAIによる自動戦闘が可能になっています。
これは楽!と思ったのですが、AIだと余計な行動を取ったりデバフカードを平気な顔して取ってしまうので、ちょっと効率が悪いです。それでも優秀なAIではあるので、使えないことはないかと思います。
無駄な行動を抑えることで、ユニットのターンが回ってくるのが早くなるので、やはり自分で操作した方が効率良いので面倒でも操作した方が楽しいかと思います。
◆いまいちな点
しかし、イマイチだなと感じる点もあります。バグなのか故意にやってるのかわからないのですが、無限に金を稼ぐことが出来て、お金に困ることはありません。間違いなく設定ミスかと思うのですが・・・仲間がたくさんいるのでお金が掛かるので管理が重要になってくるのですが、これのせいでゲームサイクルの1つがぶっ壊れています。非常にもったいないのですが、もう利用者もたくさんいるのでパッチで直すのもどうかなと思えます。
まだ3章なのでこれから意見が変わるかもしれないのですが、思ったより簡単という印象です。敵ユニットのバランスが悪いというかクリア条件がよろしくないというか・・・。ほとんどのクリア条件が「リーダーを倒せ」なのですが・・・取り巻きの雑魚がたくさんいて、時間掛かりそうだと感じてしまうのですが、雑魚相手にすると大変なので、リーダーを先に倒すのがとても効率的で、下手すると雑魚を1体も倒さずにリーダーを倒せてしまいます(汗)。作戦勝ちという手応えもあるのですが、雑魚がいっぱい残っている中クリアと言われると実感がわかなかったり(汗)。敵を全滅せよというクリア条件ならだいぶ変わると思うのですが。でも、手応えが全くないわけではないので、負けるより勝った方が楽しいのでちょっと複雑な感じですね。
あとは何気なく進んだマップで突然バトルが発生してセーブできないタイミングとかがあるのがちょっと・・・この点はやはり昔のゲームかなと思えます。
ちょっと長くなりましたが、熱い意見が出るほど人を夢中にさせる良ゲームなのかもしれません。とはいえ難しいので多くの人にお勧めできるわけではないですが、歴史に残る名作には間違いないので、興味ある方はぜひ!
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