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ZV-E1体験会レポート [Sony]

ソニーストア銀座でZV-E1を早速触ってきましたので軽くレポートでも。
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新しいカメラジャンルとも言えるVLOGCAM。今の動画人気とコスパの相乗効果で大ヒットして、持っている人も多く、たくさんのYoutuberが使っていますよね。今回のVLOGCAM最新機種であるZV-E1はぶっちりぎりすぎる高性能になって、従来のVLOGCAMのイメージを覆すカメラになってます。リークの時点でα7SIIIのセンサーをVLOGCAMに入れるわけないやろ、と思ってたのですが、マジで突っ込んできたので驚くばかりです。

◆ZV-E1の性能

超簡単にZV-E1の性能でも。

・フルサイズセンサー搭載
・最新画像処理エンジンBIONZ XR搭載
・1210万画素
・最大ISO409600で最強の暗所性能
・最高4K120フレーム撮影可能 スローモーション撮影が可能
・AIプロセッシングユニット搭載 最新のオートフォーカス
・483g これが一番のウリかも?

50万クラスのカメラの性能が詰まって、483gと超軽量。VLOGCAMってレベルじゃねぇーぞと。動画性能だけで比較すると、ボクが今使っているα7IVは完全に負けております(汗)。
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◆実際に触ってみて

では実際に触ってみての感想を簡単に書きたいと思います。
おそらくボディーサイズなどα7Cと同等と思うのですが、ZV-E1の方が軽く小さく感じました。
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EVFがついていないので出っ張りがなく、さらに2070が付いていたのですが、このレンズもすさまじく軽いので、ボディ本体のみでなく、レンズも含めて相当軽いと感じられます。レンズもボディもソニーの本領発揮しまくったカメラと言えます。
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外観はZV-E10とほぼ同じで、電源スイッチと厚みの差がある程度でしょうか?バリアングルで外見的にはいつものって感じです。
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本体正面のボタン類ですが、αと違い、電源スイッチが横向きになっていて、静止画、録画、S&Q切り替え専用のスライドが付いています。前面ダイヤルは付いていません。
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背面はαと違ってスティックがないのが大きな差でしょうか。
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側面はシングルカードスロット、ミニHDMI端子、USB-C端子などがあります。
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底面は三脚穴が中央に配置されています。
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背面液晶を見てみます。

ボディが小型化され、ボタン類が少なくなっているのですが、UIが改善され、タッチ操作できるアイコンがかなり増えています。
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ボタンが減ってもタッチ操作で直感的に操作できるようになった・・・かもです。アイコン見れば何が出来る一目瞭然でわかりやすいのですが、初心者がよく使うと想定されるアイコンが並んでいます。

ファンクションメニュー画面はαと同じです。
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メインメニューですが、FX30と同等となっています。
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実際にZV-E1で静止画、動画を試してみました。

BIONZ XRを搭載してますので動作は非常に高速、AFも正確でかなり高速、色味もかなり綺麗。使用感はαとなんら遜色がなくAFに関してはα7IVを当然上回っています(汗)。

カメラを素早く予告に振って動画撮影してもローリングシャッターがかなり抑圧されていているのを体感できました。

静止画においても10連写は普通にできました。バルブ撮影が出来ないので、花火撮影はだいぶ苦戦しそうですが、それ以外に関しては普通に撮影できそうとも感じました。が、動画専用機といっても過言ではないので静止画はあまり期待しない方がよさそう。

軽く触った感じですが、ファインダーが付いていない、物理ボタンが少ないなどで、α7IVを使っている自分にとっては操作にはだいぶ慣れが必要だと感じましたが、静止画、動画の色味やAFなど撮影に関する使用感はαと比較して遜色はありませんでした。遜色ないどころかαにない新機能がてんこ盛りなので、α7RVよりAIAFが使いこなされているとも感じました。

一番びっくりするのがサイズ感と重さだと思います。こんな小型サイズにα7SIIIに匹敵する性能が詰まってるというのが驚きを隠せません。最近、動画にハマっている自分ですが、α7IVでも満足はしているのですが4Kでスローモーションが撮れないのが残念だったりします。動画に関してはひよっこではありますが、あの手この手で演出を入れたくなるのですが、やはりスローモーションというわかりやすくてかっこいい演出を入れられたらなと思うことが多く、4K120フレームで撮影できてしまうZV-E1に嫉妬してしまいます(汗)。


◆小型化ならではのデメリット

短時間ではありますが、小型化ならではの大きなデメリットと感じたことを書きたいと思います。まずは背面液晶が小さすぎるという点です。
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今回はタッチ操作できるようにアイコンが大分増えましたが、そのせいで画面がとても窮屈に感じました。さらに液晶のサイズが3インチなので、α7IVと比較しても小型です。小型なのにアイコンが増えて、窮屈なんですよね。

あと、小さいアイコンがあって押しにくいのもありました。

もちろん、アイコンを非表示には出来ますが、そろそろ液晶サイズを見直してもらいたい。少なくてもVLOGCAMに関してはタッチ操作をメインとするのならなおさら優先度が高いかと思います。

小型化のデメリットの2点目は熱です。

15分ぐらいしか触ってないし、15分間ずっと録画や撮影をしたわけではないのにレンズ周辺というかセンサー周辺が熱くなりました。グリップ部分は熱くないのですが、この熱はちょっと気になります。先行レビューした方の報告を見ると4K24Pだとバッテリーが切れるまで録画可能で、4K60Pだと33分で熱停止ということで、このぐらいなら普通に使えそうですが、実際に触ると思ったより熱くなるので、やはり小型化するには高性能すぎたのかと思ってしまいました。

4K120Pが6月のアップデートまで待たされるわけですが、ギリギリまで熱対策を行っているのか?と勘ぐってしまいます。あるいは6月発売予定だったがGW前に売りたくて、120Pをハズして4月に前倒ししたか?


◆値段面のデメリット

最後は価格に関してです。正直、この高性能なら33万で納得ですが、高いことには変わりません。高いという事実も問題ではありますが、この価格帯だとFX30という選択肢もあり、また他のメーカーの比較対象機種も入れると、ちょっとよろしくない価格帯かと思ってしまいます。

もう少し機能削ってでも価格を落として欲しい、せめて25万前後ぐらい?そんな意見も出てきそうです。

ここからは妄想ですが、α7CIIがVLOGCAMバージョンも出て、25万前後で販売されるんじゃないかと予想してしまいます(汗)。4K120Pは撮れないけど、価格も性能もちょうど良いみたいな。

あるいはFX30をVLOGCAM化。こちらのほうがAPS-Cでより小型化に向いてそうで、値段も抑えられそう?現実味ありますね?


◆どんな人にお勧めか?

最初に思ったのはサブ機が欲しい人ですかね。メインカメラは静止画強いけど、動画性能弱い・・・でも動画始めたいとか。あとはα7SIII、FX3のサブとか動画上級者。
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他は・・・気軽にVlogやりたいけど、画質とかはがっつり綺麗にしたいとか。夜とか暗い場所での撮影が多い人。

んで、これから動画をやりたいという初心者にもお勧めなんですよね。アムロがいきなりガンダム操縦してザクに勝てたのは、ガンダムの高性能があってこそですよね?なので、勝つために初心者でもZV-E1なんですよ(違う)。



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K

おじゃまします
最近のこの辺の製品、ハンディカムの代わりも兼ねているんでしょうが、ずいぶん増えましたね。
動画に関しては、α9相当の性能でHLGでも録れる、DSC-RX100M7がメインなので、今のところ欲しくもないんですが^^;、今度いじってみようかな?とも思ってはいます^^;。

by K (2023-04-09 21:58) 

kozy

◆Kさんへ

思ったより小型で軽いので、ついにここまで軽量化できるのかと驚かれると思います。ただ、実際どんな人が買うかはわからないので、今後の動向に注目したいと思います。
by kozy (2023-04-11 22:42) 

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